今日の読書 六月はイニシャルトークDE連続誘拐/霧舎巧
私立霧舎学園ミステリ白書シリーズの3作目になります。
今回は誘拐物になり、その誘拐事件の発端が学校の図書館に私立霧舎学園ミステリ白書として四月と五月に起きた事件について書かれた本が勝手に置かれているという、ややメタがかったものになっていて初めて事件が学校外に進出していきます。
書かれている内容は、全てイニシャルを使い、分かっている人が読めばバレバレのものとはいえ、一応正確な名前は伏せられているという事になり、イニシャルを使うという事そのものが事件の鍵になるように使われています。
このシリーズが漫画で本格ミステリに興味を持った層を小説に踏み込ませるのを狙っていて、学園ラブコメ要素がふんだんに取り入れられていますが、今回も表面的には気楽に読みやすいものですが、その実かなりトリッキーであり、トリッキーさもある意味狙って漫画的になっているなぁと。
そして、元々開かずの扉研究会のシリーズと同じ世界上の出来事として露骨にリンクしています。
ただ、リンクしているよなというのは思い出しましたが、話自体はすっかり忘れていたのが困りものでしたが。
今回は誘拐物になり、その誘拐事件の発端が学校の図書館に私立霧舎学園ミステリ白書として四月と五月に起きた事件について書かれた本が勝手に置かれているという、ややメタがかったものになっていて初めて事件が学校外に進出していきます。
書かれている内容は、全てイニシャルを使い、分かっている人が読めばバレバレのものとはいえ、一応正確な名前は伏せられているという事になり、イニシャルを使うという事そのものが事件の鍵になるように使われています。
このシリーズが漫画で本格ミステリに興味を持った層を小説に踏み込ませるのを狙っていて、学園ラブコメ要素がふんだんに取り入れられていますが、今回も表面的には気楽に読みやすいものですが、その実かなりトリッキーであり、トリッキーさもある意味狙って漫画的になっているなぁと。
そして、元々開かずの扉研究会のシリーズと同じ世界上の出来事として露骨にリンクしています。
ただ、リンクしているよなというのは思い出しましたが、話自体はすっかり忘れていたのが困りものでしたが。