今日の読書 九月は謎×謎 修学旅行で暗号解読/霧舎巧
私立霧舎学園ミステリ白書シリーズの6作目、九月は修学旅行ということで舞台は京都と学園の二手に分かれて謎解きをする事になりますが、その謎は暗号解読になります。
暗号解読が幾重にも張られていて、暗号を解読する意味はどうなっているのかという事や探偵が複数いるからこその展開であるとかもありますし、暗号の中にいわゆる新本格ミステリネタが入っていたりと、とにかく詰め込めるだけ詰め込んだ感が今までのシリーズの中でも異色だと思っていたらば、後書きによるともともと用意していたネタが先に有名作で使われてしまい、開かずの扉研究会用に用意していたネタを使ったと書いてあって非常に納得してしまった次第ですね。
気楽に読める事はこのシリーズの狙いからはずれはしないですが、今までと比べて明らかにマニアックで初期の新本格ミステリが本格ミステリの古典作普及活動も兼ねていたところを踏襲して、新本格ミステリ普及活動も兼ねている感じになっていて、ある種の懐かしさも感じる次第でした。
暗号解読が幾重にも張られていて、暗号を解読する意味はどうなっているのかという事や探偵が複数いるからこその展開であるとかもありますし、暗号の中にいわゆる新本格ミステリネタが入っていたりと、とにかく詰め込めるだけ詰め込んだ感が今までのシリーズの中でも異色だと思っていたらば、後書きによるともともと用意していたネタが先に有名作で使われてしまい、開かずの扉研究会用に用意していたネタを使ったと書いてあって非常に納得してしまった次第ですね。
気楽に読める事はこのシリーズの狙いからはずれはしないですが、今までと比べて明らかにマニアックで初期の新本格ミステリが本格ミステリの古典作普及活動も兼ねていたところを踏襲して、新本格ミステリ普及活動も兼ねている感じになっていて、ある種の懐かしさも感じる次第でした。