今日の読書 一月は合格祈願×恋愛成就=日常の謎/霧舎巧
私立霧舎学園ミステリ白書シリーズ10作目となる一月は日常の謎という事になります。
本格ミステリの中で日常の謎というジャンルは、基本的には殺人事件がおきず、事件性がないものから事件性はあるけれども警察沙汰になるかどうかは、その謎に気付くかどうかで決まるとか、解釈次第でどうにでもなるジャンルであり、概ね連作短編形式、連作短編に見せかけて実は長編としても成立するように一見無関係のように見えたものが繋がったり、明確に1つの繋がりがあって最後にオチがつくとまではいかなくても、隠しテーマがあったりというような感じになるものになります。
という日常の謎というジャンル構成のようになりながら、1つ謎解きが終わるとそれで区切りが付く短編小説という形にはならずに、謎解きが出来るものと出来ないものを混在させて続いてく長編という形式になっています。
このシリーズは本格ミステリと学園ラブコメの2つの要素を両立して、マンガからミステリに興味を持った層が小説に手を出そうとする時の受け皿となる狙いを持って書かれているので、意図的にトリックによる分類などで事件をジャンルわけして、いわゆる密室ものというのはこういので、アリバイものはこういうのでという説明も兼ねていながら、同時に分かりやすいジャンルわけだけにはしないトリッキーさが特徴なわけですが、今回も日常の謎というジャンルの説明になるだけではない構造になっていますし、シリーズはこれをいれてあと3作ということで、シリーズの終わり方、ミステリの方とラブコメの方両方をかなり意識したものになっています。
ここまでは一気に読めましたが現段階ではこれが最新刊ということになり、シリーズが進むにつれて刊行ペースも落ちているので、果たして次に読めるのはいつなのかなぁと。
本格ミステリの中で日常の謎というジャンルは、基本的には殺人事件がおきず、事件性がないものから事件性はあるけれども警察沙汰になるかどうかは、その謎に気付くかどうかで決まるとか、解釈次第でどうにでもなるジャンルであり、概ね連作短編形式、連作短編に見せかけて実は長編としても成立するように一見無関係のように見えたものが繋がったり、明確に1つの繋がりがあって最後にオチがつくとまではいかなくても、隠しテーマがあったりというような感じになるものになります。
という日常の謎というジャンル構成のようになりながら、1つ謎解きが終わるとそれで区切りが付く短編小説という形にはならずに、謎解きが出来るものと出来ないものを混在させて続いてく長編という形式になっています。
このシリーズは本格ミステリと学園ラブコメの2つの要素を両立して、マンガからミステリに興味を持った層が小説に手を出そうとする時の受け皿となる狙いを持って書かれているので、意図的にトリックによる分類などで事件をジャンルわけして、いわゆる密室ものというのはこういので、アリバイものはこういうのでという説明も兼ねていながら、同時に分かりやすいジャンルわけだけにはしないトリッキーさが特徴なわけですが、今回も日常の謎というジャンルの説明になるだけではない構造になっていますし、シリーズはこれをいれてあと3作ということで、シリーズの終わり方、ミステリの方とラブコメの方両方をかなり意識したものになっています。
ここまでは一気に読めましたが現段階ではこれが最新刊ということになり、シリーズが進むにつれて刊行ペースも落ちているので、果たして次に読めるのはいつなのかなぁと。