今日の読書 ポンコツ探偵の名推理/滝田務雄
借金を背負って、妻と娘にも逃げられ、バイトも首になるレベルに社会不適合者に墜ちてしまった元優秀な中年刑事が、一般教養の大いに欠ける元スリの探偵の助手としてコンビを組む羽目になって依頼を解決して行く連絡短編集となります。
滝田務雄は田舎の刑事のシリーズでもそうですが、主人公が気の毒なくらい振り回されるパターンが好きなのか、とにかく元刑事が笑ってしまうくらい気の毒で気の毒で仕方が無いですね。
これで、推理力まで残念ならば本当に救いようが無くなるわけですが、その部分だけは他の残念なところを全てなしにするだけのものを持っていて、それにもかかわらず刑事をやめさせられてから同じような生活には戻りたくないという意地があり、そのせいで悲惨な生活になってしまうので、自業自得感があるので笑える物になるあたりのバランス感を何とかコントロールしている感じですね。
凄く気楽に読めるミステリーではありますが・・・生活がギリギリの人は身につまされるかもしれないですね。
滝田務雄は田舎の刑事のシリーズでもそうですが、主人公が気の毒なくらい振り回されるパターンが好きなのか、とにかく元刑事が笑ってしまうくらい気の毒で気の毒で仕方が無いですね。
これで、推理力まで残念ならば本当に救いようが無くなるわけですが、その部分だけは他の残念なところを全てなしにするだけのものを持っていて、それにもかかわらず刑事をやめさせられてから同じような生活には戻りたくないという意地があり、そのせいで悲惨な生活になってしまうので、自業自得感があるので笑える物になるあたりのバランス感を何とかコントロールしている感じですね。
凄く気楽に読めるミステリーではありますが・・・生活がギリギリの人は身につまされるかもしれないですね。