今日の読書 とるとだす/畠中恵
病弱な若旦那と愉快なあやかし達が繰り広げるファンタジー時代小説の『しゃばげ』シリーズの16弾目になります。
今回は、若旦那の父である籐兵衛が突如倒れてしまい、その倒れてしまった事によって長崎屋が主人不在となってしまったという影響によって引き起こされる騒動と、何とか父の体調を元に戻そうと考えようとしているという2つの柱が絡み合った連作短編型集となります。
いきなり父親が倒れてしまうと言う不穏な話から始まるので、シリーズとして大きな変化が加わるものになるのかと思いましたが、基本このシリーズは長期化してからはできるだけ続行させようという流れになっているので、その流れを踏まえた流れになっていますね。
シリーズを畳にかかる話が出て欲しいというわけではないのですが、初期の頃には結構意識的に何かしらの着地点があると匂わせていたシリーズだけに、このまま普通に続いていくシリーズとなる事が果たして良い事なのかどうなのかと、ちょっと考えてしまうのは、新作を読むたびに繰り返していることになりますね。
今回は、若旦那の父である籐兵衛が突如倒れてしまい、その倒れてしまった事によって長崎屋が主人不在となってしまったという影響によって引き起こされる騒動と、何とか父の体調を元に戻そうと考えようとしているという2つの柱が絡み合った連作短編型集となります。
いきなり父親が倒れてしまうと言う不穏な話から始まるので、シリーズとして大きな変化が加わるものになるのかと思いましたが、基本このシリーズは長期化してからはできるだけ続行させようという流れになっているので、その流れを踏まえた流れになっていますね。
シリーズを畳にかかる話が出て欲しいというわけではないのですが、初期の頃には結構意識的に何かしらの着地点があると匂わせていたシリーズだけに、このまま普通に続いていくシリーズとなる事が果たして良い事なのかどうなのかと、ちょっと考えてしまうのは、新作を読むたびに繰り返していることになりますね。