今日の読書 さよならドビュッシー前奏曲 要介護探偵の事件簿/中山七里
中山七里のデビュー作である『さよならドビュッシー』のスピンオフ作品であり、時系列としては前に起こる連作短編集になります。
『さよならドビュッシー』から続くシリーズはピアニストである岬洋介が探偵役になりますが、本作は『さよならドビュッシー』に登場する下半身不随である地元の名士の香月玄太郎。
曲がったことを嫌いずけずけと正論をマシンガンのごとく口悪く言いまくる、昔ながらの頑固じじいであり、ビジネスの世界で成功するだけ合って清濁併せ呑み、善悪の基準は気に入るかどうかという、回りにいると頼りになるけど面倒臭い。
そんな玄太郎が事件に首を突っ込まざるを得なくなって、警察を犬のように使い走りにしたりして解決していく、安楽椅子探偵ならぬ車椅子に座った要介護探偵もの。
自分の身の回りにいられても困りますが、なかなか身も蓋もない正論でやりたい放題やっていく様も面白いですし、ミステリーとしても驚かされる展開であって楽しめますね。
『さよならドビュッシー』から続くシリーズはピアニストである岬洋介が探偵役になりますが、本作は『さよならドビュッシー』に登場する下半身不随である地元の名士の香月玄太郎。
曲がったことを嫌いずけずけと正論をマシンガンのごとく口悪く言いまくる、昔ながらの頑固じじいであり、ビジネスの世界で成功するだけ合って清濁併せ呑み、善悪の基準は気に入るかどうかという、回りにいると頼りになるけど面倒臭い。
そんな玄太郎が事件に首を突っ込まざるを得なくなって、警察を犬のように使い走りにしたりして解決していく、安楽椅子探偵ならぬ車椅子に座った要介護探偵もの。
自分の身の回りにいられても困りますが、なかなか身も蓋もない正論でやりたい放題やっていく様も面白いですし、ミステリーとしても驚かされる展開であって楽しめますね。