今日の読書 国旗で知る国際情勢/ティム・マーシャル著 田口未和訳
日本では国旗についての扱いというか、日本国国旗についての扱いは特に教育の場でないがしろにされているというか、国旗=軍国主義の象徴であり日本人が日本国国旗を愛することはけしからん扱いをするという不思議すぎる風潮がありますが、普通は国旗というのものは国民にとって愛着のあるものであり敬意を表すもの、軽い扱いをするなんてとんでもないというものです。
ただ、国旗の成り立ちによっては国民の中から反発があって変更されることがあったりする事はありますが、国旗を変更することもなく国旗掲揚をするなんて頭がおかしいとヒステリックに叫ぶ国といのはむしろその方が頭がおかしく、国旗に対する国民の敬意があるからこそ他国の国旗にも敬意を表するものになりますし、逆にだからこそ他国の国旗を燃やすという行為が行われる場合、最大限の侮辱であることを表するもの、ある意味喧嘩上等戦争上等くらいの気持ちをもってするものであると理解しておくことは国際社会上では常識として持ち合わせておく必要はあるでしょう。
国旗が愛国心をかき立てる理由には、それぞれの国の成り立ちであるとか、民族的なもの、宗教的な意味合いなど内包している分かりやすい象徴であるからこそのものですが、だからこそ他国から見た場合には逆に憎悪をかき立てる要因にもなり得るというのも、また真実。
有史以来何一つ瑕疵のない国家というものはありませんし、嫌いだから全否定せよという態度をとるというのも、争いの要因になりますしね。
国旗に込められているもの、それぞれの国での扱いなどを9章にわけ、国旗大好き国家アメリカ、イギリスの国旗ながら4つの国を1つにしているという特殊事例とかつての植民地に多くの名残を残す、イギリスはそれぞれ1つに扱い、あとはキリスト教国家、アラブ系の国家、ISのようなテロリストがプロバガンダとして利用するもの、中東地区はアラブ系として暑かったので残り東南アジアをスルーしたアジアの国家、アフリカ大陸の国家、ラテンアメリカ諸国、海賊やオリンピックなどその他のものという風に扱っています。
日本の場合は国旗である日章旗だけではなく、自衛隊旗である旭日旗も触れていますが、自衛隊旗になんでかつて日本軍の旗として使っていた旭日旗を使うなんて面倒臭い事をしてくれたんだという、苦虫を噛み潰したような顔をしているのが分かるような書き方をしていますが、同時にかといって全否定をするとかつて植民地を持っていた国の国旗は全部変えるべきという暴論に繋がるし、全否定扱いとなったナチスの鉤十字と違って、植民地化を目的とする前から制定していて同じ扱いにする無理があるしと別枠であることはしっかりとフォローしているあたりは一応フェアだなって思いましたね。
いかんせん、日本国旗を扱う場は国旗の成り立ちは国旗の成り立ちとして触れているのにも関わらず植民地拡大路線に即突入していったという所に力点を置きまくりでしたから(苦笑)
個人的には、国旗はぱっと見でどこの国であるか分かりやすく、なおかつ小学校低学年でも賭けるようなものが好みなのですが、そういった自分の好みはともかく国旗について知ることって面白いよなって思いますね。
第1章 星条旗
第2章 ユニオンジャック
第3章 十字と十字軍
第4章 アラビアの色
第5章 恐怖の旗
第6章 エデンの東
第7章 自由の旗
第8章 革命の旗
第9章 よい旗、悪い旗、醜い旗
ただ、国旗の成り立ちによっては国民の中から反発があって変更されることがあったりする事はありますが、国旗を変更することもなく国旗掲揚をするなんて頭がおかしいとヒステリックに叫ぶ国といのはむしろその方が頭がおかしく、国旗に対する国民の敬意があるからこそ他国の国旗にも敬意を表するものになりますし、逆にだからこそ他国の国旗を燃やすという行為が行われる場合、最大限の侮辱であることを表するもの、ある意味喧嘩上等戦争上等くらいの気持ちをもってするものであると理解しておくことは国際社会上では常識として持ち合わせておく必要はあるでしょう。
国旗が愛国心をかき立てる理由には、それぞれの国の成り立ちであるとか、民族的なもの、宗教的な意味合いなど内包している分かりやすい象徴であるからこそのものですが、だからこそ他国から見た場合には逆に憎悪をかき立てる要因にもなり得るというのも、また真実。
有史以来何一つ瑕疵のない国家というものはありませんし、嫌いだから全否定せよという態度をとるというのも、争いの要因になりますしね。
国旗に込められているもの、それぞれの国での扱いなどを9章にわけ、国旗大好き国家アメリカ、イギリスの国旗ながら4つの国を1つにしているという特殊事例とかつての植民地に多くの名残を残す、イギリスはそれぞれ1つに扱い、あとはキリスト教国家、アラブ系の国家、ISのようなテロリストがプロバガンダとして利用するもの、中東地区はアラブ系として暑かったので残り東南アジアをスルーしたアジアの国家、アフリカ大陸の国家、ラテンアメリカ諸国、海賊やオリンピックなどその他のものという風に扱っています。
日本の場合は国旗である日章旗だけではなく、自衛隊旗である旭日旗も触れていますが、自衛隊旗になんでかつて日本軍の旗として使っていた旭日旗を使うなんて面倒臭い事をしてくれたんだという、苦虫を噛み潰したような顔をしているのが分かるような書き方をしていますが、同時にかといって全否定をするとかつて植民地を持っていた国の国旗は全部変えるべきという暴論に繋がるし、全否定扱いとなったナチスの鉤十字と違って、植民地化を目的とする前から制定していて同じ扱いにする無理があるしと別枠であることはしっかりとフォローしているあたりは一応フェアだなって思いましたね。
いかんせん、日本国旗を扱う場は国旗の成り立ちは国旗の成り立ちとして触れているのにも関わらず植民地拡大路線に即突入していったという所に力点を置きまくりでしたから(苦笑)
個人的には、国旗はぱっと見でどこの国であるか分かりやすく、なおかつ小学校低学年でも賭けるようなものが好みなのですが、そういった自分の好みはともかく国旗について知ることって面白いよなって思いますね。
第1章 星条旗
第2章 ユニオンジャック
第3章 十字と十字軍
第4章 アラビアの色
第5章 恐怖の旗
第6章 エデンの東
第7章 自由の旗
第8章 革命の旗
第9章 よい旗、悪い旗、醜い旗