今日の読書 アポロンの嘲笑/中山七里
3.11東日本大震災直後の福島で原発労働者が親友を殺す事件が起き、容疑者はあっさりと逮捕された。
しかし容疑者は逃走してしまい、大混乱の中で捜索することになるが、容疑者が単に逃亡するにしては不可解な事が多すぎていて、どうにも単純な事件ではないという事になっていくという物語になります。
東日本大震災で舞台が福島、事件関係者に原発作業員となかなかきな臭い要素が満載であり、社会派ミステリーの要素としては当時の政府官僚東電の責任回避特化の行動への不満や、時事問題としての警鐘など含んでいますが、それはそれとして組み込んだ上でエンターテインメントとして昇華させていますし、中山七里得意のどんでん返しもふんだんに使われて息をのむ展開となっていますし、いろいろと考えさせられるものがあり、いろいろな要素を詰め込みながら、よくまとめ上げているよなと感心させられ楽しめました。
しかし容疑者は逃走してしまい、大混乱の中で捜索することになるが、容疑者が単に逃亡するにしては不可解な事が多すぎていて、どうにも単純な事件ではないという事になっていくという物語になります。
東日本大震災で舞台が福島、事件関係者に原発作業員となかなかきな臭い要素が満載であり、社会派ミステリーの要素としては当時の政府官僚東電の責任回避特化の行動への不満や、時事問題としての警鐘など含んでいますが、それはそれとして組み込んだ上でエンターテインメントとして昇華させていますし、中山七里得意のどんでん返しもふんだんに使われて息をのむ展開となっていますし、いろいろと考えさせられるものがあり、いろいろな要素を詰め込みながら、よくまとめ上げているよなと感心させられ楽しめました。