今日の読書 ときどき旅に出るカフェ/近藤史恵
近藤史恵にはフランス料理店で起きる日常の謎系のミステリ短編集であるビストロ・パ・マルのシリーズがありますが、これも料理店でおきる日常の謎系のミステリ連作短編集になります。
舞台となる店は、日本ではあまりお目にかかれないようなメニューまで揃えているカフェ・ルーズ。
女性店主が1人で切り盛りする店は月の前半長めの休みをとって、その間海外へ旅行して新たな料理を探すことが多く、日本人の感覚、常識とは別の感覚や常識をもたらす物になっている。
こういった背景を使い、日常の謎という名のちょっとしたトラブルであるとか、ちょっとした人間関係のすれ違い、行き違いなど常識に囚われた思考で行き詰まるところを、海外の料理という別の常識のうえで成り立っているものを解決のきっかけにするという、日常の謎系のミステリーとして王道展開作品ですね。
ひとつひとつが、短編としても短い部類のものになり気楽に読めますが、重い話は結構重かったりします、殺人事件であるとかそういう類いの話が出てこないのが日常の謎系のお約束ですので、そういった重さはないのですが、日常だからこそ自分に関係ありそうなネタという事でリアリティがある重さという感じであり、気楽に楽しめるのと考えさせられるのと両方兼ね備えていますね。
一番の問題は、料理ものは読んでいて腹が減ってくるというのと、カフェという事で洋菓子が多く登場してきて、食べたくなるんだけれども、絶対カロリー過多になるから我慢しないとなぁとなる事ですかね。
舞台となる店は、日本ではあまりお目にかかれないようなメニューまで揃えているカフェ・ルーズ。
女性店主が1人で切り盛りする店は月の前半長めの休みをとって、その間海外へ旅行して新たな料理を探すことが多く、日本人の感覚、常識とは別の感覚や常識をもたらす物になっている。
こういった背景を使い、日常の謎という名のちょっとしたトラブルであるとか、ちょっとした人間関係のすれ違い、行き違いなど常識に囚われた思考で行き詰まるところを、海外の料理という別の常識のうえで成り立っているものを解決のきっかけにするという、日常の謎系のミステリーとして王道展開作品ですね。
ひとつひとつが、短編としても短い部類のものになり気楽に読めますが、重い話は結構重かったりします、殺人事件であるとかそういう類いの話が出てこないのが日常の謎系のお約束ですので、そういった重さはないのですが、日常だからこそ自分に関係ありそうなネタという事でリアリティがある重さという感じであり、気楽に楽しめるのと考えさせられるのと両方兼ね備えていますね。
一番の問題は、料理ものは読んでいて腹が減ってくるというのと、カフェという事で洋菓子が多く登場してきて、食べたくなるんだけれども、絶対カロリー過多になるから我慢しないとなぁとなる事ですかね。