今日の読書 ハーメルンの誘拐魔/中山七里
『切り裂きジャックの告白』から始まる刑事犬養隼人シリーズの3作目であり長編の2作目になります。
タイトルにあるように今回は誘拐事件、ハーメルンとタイトルについているだけで、ハーメルンの笛吹き男が関連するだろうと予測しやすいように連続誘拐事件になっています。
記憶に障害が起きている母子家庭の女子中学生が攫われた事件が発端。
貧乏家庭の娘を誘拐して何が目的なのか分からないが、記憶に障害がある被害者というのは誘拐犯にとっては都合の良い人材であるという特殊性があるということで、いろいろな可能性が考えられていき、そこから事件は単なる誘拐事件以上になっていくというもの。
『切り裂きジャックの告白』では人体の切り裂き具合の手際の良さから医療関係者が事件に関わりがあると見なされますが、今回も被害者が記憶障害になった経緯から医療関係に絡む事件へとなっていて、このシリーズは狙って医療関係を絡めているんだなっていうのがよく分かるもになっています。
主人公の犬養は男の嘘を見抜くのは得意だが、女の嘘は見抜くのは苦手過ぎるというのがありますが、今回の事件解決には、それがもろに影響するものになっています。
どんでん返しの帝王と言われる中山七里作品らしく、最後の最後まで気を抜けたい展開でした。
タイトルにあるように今回は誘拐事件、ハーメルンとタイトルについているだけで、ハーメルンの笛吹き男が関連するだろうと予測しやすいように連続誘拐事件になっています。
記憶に障害が起きている母子家庭の女子中学生が攫われた事件が発端。
貧乏家庭の娘を誘拐して何が目的なのか分からないが、記憶に障害がある被害者というのは誘拐犯にとっては都合の良い人材であるという特殊性があるということで、いろいろな可能性が考えられていき、そこから事件は単なる誘拐事件以上になっていくというもの。
『切り裂きジャックの告白』では人体の切り裂き具合の手際の良さから医療関係者が事件に関わりがあると見なされますが、今回も被害者が記憶障害になった経緯から医療関係に絡む事件へとなっていて、このシリーズは狙って医療関係を絡めているんだなっていうのがよく分かるもになっています。
主人公の犬養は男の嘘を見抜くのは得意だが、女の嘘は見抜くのは苦手過ぎるというのがありますが、今回の事件解決には、それがもろに影響するものになっています。
どんでん返しの帝王と言われる中山七里作品らしく、最後の最後まで気を抜けたい展開でした。