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今日の読書 嗤う淑女/中山七里

稀代の悪女である蒲生美智留、彼女の悪女ぶりを従姉妹視点を皮切りに、関わり合いにあう4人ので描かれていく連作短編型長編の作品になります。

悪女は悪女なのですが、分かりやすい悪女というわけではなく、むしろ悪と分かられないようなタイプになっていて、何が狙いなのかは分からないまま事件が続いてくというものであり、どんでん返しの帝王らしく、最後の最後まで着地点が分からない話でした。

悪女というかカリスマってこういう事なんだろうなって思いますし、完全犯罪を狙うとこういう事になるのかともいえそうですかね。

最初、田舎を舞台にしているというような、初戦田舎者は都会者にはかてないというような描写が出てくるのですが、あきる野市という具体的な場所名が最後に出てきて、あきる野市だと田舎扱いなのかぁというのが、本筋のどんでん返し以外の意味でのどんでん返しでした。

田舎である実家に戻ってきて都心で働くというのが出てきた時に若干混乱したというか、もっと都心部とは遠い田舎、作者がよく舞台に使う作者の地元あたりだと勝手に思っていたので驚きました。

テーマ : 読んだ本の感想等
ジャンル : 小説・文学

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