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今日の読書 小萩のかんざし いとま申して3/北村薫

北村薫が、父親の残した日記を通して再構築するという作業の最終巻になります。

慶應大学文学部、折口信夫を師と仰ぐという立場から大学卒業のタイミングが就職難という事で、思うように仕事にありつけないという中で研究は続けていたりなどなどというもの。

当時の文学関係の研究であるとか仕事、折口信夫は後世に名を残す研究者としては一流ではあるけれども、人間としては好き嫌いがはっきりしていたり、また自分の態度が人からは冷たく受け止められがちであると言うことを自覚していたりと、いろいろと人間臭いというか、何か優れた業績があるからといって、完璧な人間なんていうのは早々いるものではないという、ある意味では当たり前の事であるというような記録というものですね。

昭和になるかならないかという頃の歴史、特に文学研究史に詳しいわけでは無いので、分からない部分は多いのですが、個人の日記を中心にそれ以外に残っている文献やらなにやらを調べて再構築していくという作業そのものとしての面白味というのものがあります。

基本的な前知識がある人が読めばもっと楽しめるんだろうなぁというのはありますが、知らないなら知らないで、結構な立場にいるいい大人同士が、子供じみた論争をしていたりするというのを面白がる事は出来ました。

テーマ : 読んだ本の感想等
ジャンル : 小説・文学

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