今日の読書 あやかし草紙/宮部みゆき
聞いて聞き捨て、語って語り捨てという決まりで三島屋のおちかが変わった物語を聞き変り百物語を集めていくという時代小説のシリーズ5作目になります。
基本構造は変わり百物語として怪異や不思議な話を聞くということで変わらないのですが、シリーズが進むと共に、話を聞いた事をきっかけに人間関係などに変化が出てくる流れが出来ているものですから、今回も新たな変化が加わり、今までならば話の聞き手はおちか1人が勤めてきたのですが、三島屋の次男で若旦那ではなく小旦那と呼ばせている富次郞が百物語を部屋の外で聞いていたところから、一緒に部屋には行っておちかと一緒に話の聞き手に加わるようになります。
今回収録されているのは5話分の短編で、シリーズ最大の変化を受けて第一期完という事になります。
百物語完成までまだ半分以上残っているわけですが、百物語を単に聞いておしまいという体裁ではなく、それを踏まえて時間と共に生活や人生が変化していくというタイプのシリーズにしているので、読み手としては楽しめるのですが、書く方としてはいろいろとハードルが上がりすぎるのではないかと、本当に完成するのかと結構心配になったりはします。
シンプルに百物語の中身だけで変化をつけるだけでも、百書くのは大変だと思いますし、このシリーズだけかかりっきりになるわけではないでしょうしねぇ。
今回の区切り以降の展開が分かる形で終わっていますが、変化が受け入れられるようになるのかどうかというのもハードルが上がっているなぁと思ったりもします。
基本構造は変わり百物語として怪異や不思議な話を聞くということで変わらないのですが、シリーズが進むと共に、話を聞いた事をきっかけに人間関係などに変化が出てくる流れが出来ているものですから、今回も新たな変化が加わり、今までならば話の聞き手はおちか1人が勤めてきたのですが、三島屋の次男で若旦那ではなく小旦那と呼ばせている富次郞が百物語を部屋の外で聞いていたところから、一緒に部屋には行っておちかと一緒に話の聞き手に加わるようになります。
今回収録されているのは5話分の短編で、シリーズ最大の変化を受けて第一期完という事になります。
百物語完成までまだ半分以上残っているわけですが、百物語を単に聞いておしまいという体裁ではなく、それを踏まえて時間と共に生活や人生が変化していくというタイプのシリーズにしているので、読み手としては楽しめるのですが、書く方としてはいろいろとハードルが上がりすぎるのではないかと、本当に完成するのかと結構心配になったりはします。
シンプルに百物語の中身だけで変化をつけるだけでも、百書くのは大変だと思いますし、このシリーズだけかかりっきりになるわけではないでしょうしねぇ。
今回の区切り以降の展開が分かる形で終わっていますが、変化が受け入れられるようになるのかどうかというのもハードルが上がっているなぁと思ったりもします。