今日の読書 わたしの本の空白は/近藤史恵
病院のベッドで目覚めたものの、何故そこで寝ていたのか、そもそも自分は何者なのかわからなく記憶喪失であると気がついた三笠南。
家族だと言って面会にやって来た夫に対しても違和感が拭えず、明らかに何かを隠しているのが分かり、何を信じて良いのか分からない。
記憶が戻らない中、夢の中には夫とは別の男が現れ親しげにしていて、果たしてこれは現実の記憶なのかどうか悩んでいると・・・・・・という所から始まるお話になります。
記憶喪失であることを、むしろ良いことであるかのように回りに振る舞われ、その真意を探ろうとすると意外な真実に突き当たるというミステリになっています。
恋愛要素が強くそれだけですと、私が読んで楽しめるものとは言い切れないのですが、真意が明らかになっていく過程は楽しめるミステリそのものでした。
家族だと言って面会にやって来た夫に対しても違和感が拭えず、明らかに何かを隠しているのが分かり、何を信じて良いのか分からない。
記憶が戻らない中、夢の中には夫とは別の男が現れ親しげにしていて、果たしてこれは現実の記憶なのかどうか悩んでいると・・・・・・という所から始まるお話になります。
記憶喪失であることを、むしろ良いことであるかのように回りに振る舞われ、その真意を探ろうとすると意外な真実に突き当たるというミステリになっています。
恋愛要素が強くそれだけですと、私が読んで楽しめるものとは言い切れないのですが、真意が明らかになっていく過程は楽しめるミステリそのものでした。