今日の読書 古事記異聞 鬼棲む国、出雲/高田崇史
高田崇史の歴史ミステリーの新シリーズになります。
もともと研究をしたくてではなく、就職活動に納得が出来ず大学院に進学し民俗学を研究する事にした橘樹雅が、あまり深く考えずに研究テーマを出雲に決め、担当教官となる御子神伶二に厳しく冷たく見識のなさを指摘され、出雲に調査をするために出かけることに。
その頃出雲の黄泉比良坂では巫女が髪を切られ左眼を簪で突き立てられているという殺人事件が起きていてというもの。
QEDシリーズや、そのスピンオフ作品である毒草師と同じく歴史の謎に対する解釈を探ることと、その歴史について謎を解くことと事件を解決することがリンクしているというパターンの歴史ミステリーになります。
シリーズものとしては、QEDシリーズが終わってからのカンナシリーズ、神の時空シリーズと歴史が関わってはいるものの、設定がミステリーという範疇を踏み越えたものが続いていたので、ある意味普通の設定の歴史ミステリーという感じですね。
シリーズが進んで、それが覆るとかあるかも知れないですが現段階では。
出雲国が舞台という事で、今回は出雲国四大神、伊弉諾尊についてが歴史ネタとしては中心となっていて、古事記の記述と出雲国風土記の記述との違いというのは重要なものになっています。
研究テーマが出雲という事を軸にシリーズは進んでいくものと思われますが、カンナ、神の時空とシリーズとしてある程度の終着点が示されていたものと違い分からないので、シリーズとしてどう展開していくのか楽しみですね。
もともと研究をしたくてではなく、就職活動に納得が出来ず大学院に進学し民俗学を研究する事にした橘樹雅が、あまり深く考えずに研究テーマを出雲に決め、担当教官となる御子神伶二に厳しく冷たく見識のなさを指摘され、出雲に調査をするために出かけることに。
その頃出雲の黄泉比良坂では巫女が髪を切られ左眼を簪で突き立てられているという殺人事件が起きていてというもの。
QEDシリーズや、そのスピンオフ作品である毒草師と同じく歴史の謎に対する解釈を探ることと、その歴史について謎を解くことと事件を解決することがリンクしているというパターンの歴史ミステリーになります。
シリーズものとしては、QEDシリーズが終わってからのカンナシリーズ、神の時空シリーズと歴史が関わってはいるものの、設定がミステリーという範疇を踏み越えたものが続いていたので、ある意味普通の設定の歴史ミステリーという感じですね。
シリーズが進んで、それが覆るとかあるかも知れないですが現段階では。
出雲国が舞台という事で、今回は出雲国四大神、伊弉諾尊についてが歴史ネタとしては中心となっていて、古事記の記述と出雲国風土記の記述との違いというのは重要なものになっています。
研究テーマが出雲という事を軸にシリーズは進んでいくものと思われますが、カンナ、神の時空とシリーズとしてある程度の終着点が示されていたものと違い分からないので、シリーズとしてどう展開していくのか楽しみですね。