今日の読書 魔力の胎動/東野圭吾
『ラプラスの魔女』の前日譚となる物語ですが、その情報をスルーして読んでいたために、尋常ではない情報処理能力を持っているために、風の動きや空気の流れを計算して予測できてしまう能力を持つ少女が登場していて、なんとなく似た設定を前に読んだことがあるような気がしていたりしたのですが、そりゃ前に目にしているはずだと読み終わってから検索して気がつきました(苦笑)
基本的には連作短編型長編作品であり、鍼灸師の工藤ナユタが怪我で思うように成績が出なくなっている患者のスキージャンパーを治療することをきっかけに物語が始まり、大学の研究者による解析で不調の原因が分かっているものの上手くいかないというところに、風の動きがわかる羽原円華が関わってきてというものから始まり、スキージャンプの次は野球のナックルボーラーの話と続くので、スポーツと科学を合せた東野圭吾お得意のパターンかと思ったらば、それはあくまでも前振りでという流れで、どういう着地点へむかうのか分からなくなるものになっています。
『ラプラスの魔女』の前日譚という事を念頭に置いていれば、最終章がもの凄い唐突感のあるものであっても、驚かないのですが、それを見落としていたために、いろいろと唖然とせせられて、これは続編が前提となっているものかと勘違いするくらいで、一体どうしたものかと思ったくらい。
『ラプラスの魔女』を未読であれば、こちらから先に読むというのも手だなと思ったりしますが、基本私も細かいところは忘れているので再読しないといけないかなぁと思ったり。
基本的には連作短編型長編作品であり、鍼灸師の工藤ナユタが怪我で思うように成績が出なくなっている患者のスキージャンパーを治療することをきっかけに物語が始まり、大学の研究者による解析で不調の原因が分かっているものの上手くいかないというところに、風の動きがわかる羽原円華が関わってきてというものから始まり、スキージャンプの次は野球のナックルボーラーの話と続くので、スポーツと科学を合せた東野圭吾お得意のパターンかと思ったらば、それはあくまでも前振りでという流れで、どういう着地点へむかうのか分からなくなるものになっています。
『ラプラスの魔女』の前日譚という事を念頭に置いていれば、最終章がもの凄い唐突感のあるものであっても、驚かないのですが、それを見落としていたために、いろいろと唖然とせせられて、これは続編が前提となっているものかと勘違いするくらいで、一体どうしたものかと思ったくらい。
『ラプラスの魔女』を未読であれば、こちらから先に読むというのも手だなと思ったりしますが、基本私も細かいところは忘れているので再読しないといけないかなぁと思ったり。