昨日の神ノ牙-JINGA- EPISODE 02

『 絶望／希望 』

前回ホラーに憑依された女子高生はホラーとして斬ったはずなのに、人間に戻りホラーは浄化されていなかったが、１０日たっても普通の陰我も感じられない、むしろそれ以前よりも平和で楽しそうな生活をおくっていた。

しかし、ホラーに憑依されたものが人間に戻るなんて例は楓沙がいくら調べても見つからず、ジンガはホラーとの戦いで傷を負った右拳はまだ治らずに気になっていた。

番犬所からの指令で、屋敷に向かうことになり、まだまだ魔戒剣を使うことができないが、怖い物知らずの刀眞はホラー退治に連れていくようにせがみ、ジンガはホラーを怖がっていない刀眞に対しホラーと戦うという現実を知らせるために連れていくことにする。

屋敷に着くと、なかにはうじゃうじゃと素体ホラーが現れ、刀眞は逃げだそうとするも、ジンガはホラーと戦うということを、しっかりと分からせるためにも逃げ出させず、刀眞を守りながら素体ホラーを倒し、本命のホラーの居場所を突き止める。

ホラーが待ち受ける部屋の前にたどり着いたジンガは刀眞に部屋に入らずに待っているように言い聞かせ、楓沙と共に部屋に入る。

部屋の中で待ち受けていたのは、鏡を使い人のトラウマをえぐるような精神攻撃を仕掛け陰我を増幅させ、その上で憑依するというホラー・フォーンス。

ジンガと楓沙は精神攻撃に苦しみの声をあげてしまい、外で待っていた刀眞は我慢出来ずに部屋に入ってしまい、ホラー・フォーンスの攻撃を受けてしまう。

自力で正気を取り戻したジンガと楓沙は刀眞がホラーの攻撃を受けているのに気付き、ジンガは慌てて鏡を斬り、刀眞は正気を取り戻したかに思えた。

しかし、刀眞はホラーに憑依されていて、ジンガを父親の仇と攻撃してくる。

刀眞がホラーとなってしまったという事でジンガも楓沙も悲しみに押しつぶされそうになるも、ジンガは楓沙の攻撃を止め、自分が斬ると刀眞相手に戦い、ホラーの姿になった刀眞を鎧を召喚して斬る。

刀眞を斬る時に、人間に戻った女子高生の事が頭によぎり刀眞にもそれが起こって欲しいと願っていたのが通じたのか、刀眞は元に戻った。

ジンガは刀眞の記憶を消さず、自分がホラーに憑依された父親を斬ったという事を教え、刀眞も魔戒騎士としてそれを乗り越える覚悟を決める。

ジンガが素体ホラーを斬ったのは左手を使って、刀眞を斬った時に使ったのは傷が付いている右手、楓沙はそれがホラーを人間に戻す事になったのではないかと推測。

刀眞はジンガの傷が狼の牙に見えると指摘します。

ということで、前例のないホラーから人間に戻ったという事をより印象づけるため、刀眞が早々にホラーに憑依されるというえぐい展開でした。

トラウマをえぐるという、変化球なホラーを早い段階で出してきたり、今回のシリーズは今のところ作りはシンプルですが、それまでのシリーズを踏まえた上で、別物を狙っている感じですね。

ホラーから人間に戻るというだけを考えると、めでたしめでたしなんですが、いかんせん転生したジンガというだけで、そんな素直に喜べるものではないとしか思え無いのですよね。

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