今日の読書 翼がなくても/中山七里
陸上競技200Mで有望な女性アスリートが、交通事故によって左足を切断する羽目に陥った。
事故を起こしたのは、隣に住むかつて仲は良かったものの、引きこもりとなってしまった幼馴染みという何とも言えない状況でというところから始まるお話になります。
アスリートがここまでの事故にあってしまってと言うところから始まる物語ですから、その次に目指す方向は予測しやすく、そのままですが、それだけでも話を作れそうな中にいろいろと詰め込んできて、どんでん返しの帝王らしく仕掛けてまとめてきます。
詰め込んできている要素としては、それぞれ独立したシリーズものとして続いている主人公を2人登場させている事ですが、あくまでもアスリートの物語が主で、その脇を固めている流れになり、それをどうまとめて最後に詰め込むのかというのが興味を惹くものになりますが、帯にどんでん返しの帝王とつかうのはともかく、ラストの方向性を示唆するものを書いてしまうと、ほぼほぼ大筋のオチは予測出来るものになってしまっていたのが、残念ではあったりはします。
細かい部分に関しては、予測出来るものではないですし、予測出来たからと言って問題があるものではないので良いのですが、個人的にはネタバレ要素かなと気になってしまったりはしました。
物語の方向性として、これはこういう類いの話ですよというのを説明するのとネタバレと微妙に絡んでくるので、隠すには難しいのでしょうけれどもね。
個人的には、聖地野津田である町田市陸上競技場が登場してきて嬉しかったですが、実際に関わっている場所でもあるので、おかしくは無いというか、実際の大会と日程とか照らし合わせたのかなっていうのは気になりました。
ミステリー小説ではありますが、その要素を抜きに片足を失ったアスリートの物語としてだけでも十分に楽しめますが、中山七里作品を始めて読むのがこれだとすると、シリーズ物のクロスオーバーとして分からなくて、楽しみきれないかなとは思うので注意は必要そうですね。
事故を起こしたのは、隣に住むかつて仲は良かったものの、引きこもりとなってしまった幼馴染みという何とも言えない状況でというところから始まるお話になります。
アスリートがここまでの事故にあってしまってと言うところから始まる物語ですから、その次に目指す方向は予測しやすく、そのままですが、それだけでも話を作れそうな中にいろいろと詰め込んできて、どんでん返しの帝王らしく仕掛けてまとめてきます。
詰め込んできている要素としては、それぞれ独立したシリーズものとして続いている主人公を2人登場させている事ですが、あくまでもアスリートの物語が主で、その脇を固めている流れになり、それをどうまとめて最後に詰め込むのかというのが興味を惹くものになりますが、帯にどんでん返しの帝王とつかうのはともかく、ラストの方向性を示唆するものを書いてしまうと、ほぼほぼ大筋のオチは予測出来るものになってしまっていたのが、残念ではあったりはします。
細かい部分に関しては、予測出来るものではないですし、予測出来たからと言って問題があるものではないので良いのですが、個人的にはネタバレ要素かなと気になってしまったりはしました。
物語の方向性として、これはこういう類いの話ですよというのを説明するのとネタバレと微妙に絡んでくるので、隠すには難しいのでしょうけれどもね。
個人的には、聖地野津田である町田市陸上競技場が登場してきて嬉しかったですが、実際に関わっている場所でもあるので、おかしくは無いというか、実際の大会と日程とか照らし合わせたのかなっていうのは気になりました。
ミステリー小説ではありますが、その要素を抜きに片足を失ったアスリートの物語としてだけでも十分に楽しめますが、中山七里作品を始めて読むのがこれだとすると、シリーズ物のクロスオーバーとして分からなくて、楽しみきれないかなとは思うので注意は必要そうですね。