今日の読書 中山七転八倒/中山七里
2016年から2017年5月までに書かれた、備忘録として綴り、読ませることも意識して書かれた日記文学という扱いになります。
日記ですから、その日に起きた事やった事を軸に、仕事の打ち合わせや、プロットが降りてこないとか、締め切りラッシュだの、見た映画の感想やら、出版業界、作家志望者、SNSでの炎上やら、その炎上の大本ともなる承認欲求についてやら、自主規制込みでガス抜きを兼ね毒を吐きまくりながらもしっかりとエンターテインメントにまとめ上げたものになります。
感情や執筆方法について繰り返し出てくるのですが、これを読むと頭がおかしい(褒め言葉)としかならず、作家志望者にとっては、これができないとダメなのと愕然とするものになるのではないでしょうか。
時期的に、『作家刑事毒島』が連載されていたというのもあり、これが関係者にとっては、面白がっている人から、頭を抱える人まで様々、新人作家から作家志望者にとってはしゃれにならないものだらけという事で、これが中山七里をそのまま主人公にしているよねという反応が多かったという事で、作者のイメージはしやすくなりました。
映画については、この時期に公開されていた『シン・ゴジラ』『君の名は』『この世界の片隅に』を褒めまくりというだけではなく、『シン・ゴジラ』に関してはSNSでの反応というか、炎上騒動について、感想を言うのは勝手だし、面白いと思うかどうかも個人の感覚だけれども、見て楽しんだ人をボロカス扱いするのは悪手であるとか、映画に関して自分の政治的スタンスに都合良く引っ張り込むことほど知性の浅はかさをさらけ出すという事に気付いていなくていたたまれないというような、ど正論だよなというものをストレートに書いていて楽しめますね。
あと、自分の読んだ本の感想をわざわざネット上に書いてさらしている人の自己承認欲求のようなものは理解出来ないであるとか、批判的に書かれていて、それを書いている私自身もそうだよなと思った次第、まぁ個人的にはできるだけ面白かった物を薦める方向で読書する人が増えればなぁくらいのものですが。
日記ですから、その日に起きた事やった事を軸に、仕事の打ち合わせや、プロットが降りてこないとか、締め切りラッシュだの、見た映画の感想やら、出版業界、作家志望者、SNSでの炎上やら、その炎上の大本ともなる承認欲求についてやら、自主規制込みでガス抜きを兼ね毒を吐きまくりながらもしっかりとエンターテインメントにまとめ上げたものになります。
感情や執筆方法について繰り返し出てくるのですが、これを読むと頭がおかしい(褒め言葉)としかならず、作家志望者にとっては、これができないとダメなのと愕然とするものになるのではないでしょうか。
時期的に、『作家刑事毒島』が連載されていたというのもあり、これが関係者にとっては、面白がっている人から、頭を抱える人まで様々、新人作家から作家志望者にとってはしゃれにならないものだらけという事で、これが中山七里をそのまま主人公にしているよねという反応が多かったという事で、作者のイメージはしやすくなりました。
映画については、この時期に公開されていた『シン・ゴジラ』『君の名は』『この世界の片隅に』を褒めまくりというだけではなく、『シン・ゴジラ』に関してはSNSでの反応というか、炎上騒動について、感想を言うのは勝手だし、面白いと思うかどうかも個人の感覚だけれども、見て楽しんだ人をボロカス扱いするのは悪手であるとか、映画に関して自分の政治的スタンスに都合良く引っ張り込むことほど知性の浅はかさをさらけ出すという事に気付いていなくていたたまれないというような、ど正論だよなというものをストレートに書いていて楽しめますね。
あと、自分の読んだ本の感想をわざわざネット上に書いてさらしている人の自己承認欲求のようなものは理解出来ないであるとか、批判的に書かれていて、それを書いている私自身もそうだよなと思った次第、まぁ個人的にはできるだけ面白かった物を薦める方向で読書する人が増えればなぁくらいのものですが。