今日の読書 映画監督坂本浩一全仕事
スタントマン出身で、映像を撮る側に回りアメリカでパワーレンジャーの監督をしてから逆輸入される形でウルトラマン・仮面ライダー・スーパー戦隊の監督を手がけ、既存シリーズ以外にも関わって、独自性の強い存在感のある坂本浩一監督の全仕事をインタビューで振り返り、対談には高岩成二、木下あゆみ、濱田龍臣、岩田英慶、横山誠と多少偏った人選というマニア向けの1冊になります。
元々子供時代から特撮作品が好きであり、ジャッキー・チェンを作品作りの原点としていると言うところから始まり、それぞれの仕事に関わった経緯や、それぞれの作品で狙ったことや関わった役者さんの思い出が中心に語られますが、特に面白いのはメイン監督作品を勤めた仮面ライダーフォーゼ、獣電戦隊キョウリュウジャー、ウルトラマンジードのキャスティングに関係するところですかね。
採用した経緯だけではなく、採用では無いけれども別の役で呼びたいとして抑えておいたり、別の作品でオーディションに推薦したり、実際に呼んだりとかの関わりというのと、同じ役者と何度も仕事をする傾向があるというのは、特に女優さんは趣味と実益を兼ねてということだとばかり思っていましたが一応気心が知れていることによって狙いが伝えやすいという事と、役者の他の面を引き出したいという事でもあったんだなぁと。
あと、現在のコンテンツビジネスが過渡期であり、いわゆる円盤ビジネスも廃れてきていて、いかにそれに変るものとして一定以上の収益を出せるものを構築していけるかというのは難しい問題として模索中だというのも分かりなかなか厳しいなぁと言うのもありますが、それ以上に全体的にいかに面白い物を作り手として提供していきたいという思いが伝わってきたので、個人的にはそっちだけを気にしようと。
元々子供時代から特撮作品が好きであり、ジャッキー・チェンを作品作りの原点としていると言うところから始まり、それぞれの仕事に関わった経緯や、それぞれの作品で狙ったことや関わった役者さんの思い出が中心に語られますが、特に面白いのはメイン監督作品を勤めた仮面ライダーフォーゼ、獣電戦隊キョウリュウジャー、ウルトラマンジードのキャスティングに関係するところですかね。
採用した経緯だけではなく、採用では無いけれども別の役で呼びたいとして抑えておいたり、別の作品でオーディションに推薦したり、実際に呼んだりとかの関わりというのと、同じ役者と何度も仕事をする傾向があるというのは、特に女優さんは趣味と実益を兼ねてということだとばかり思っていましたが一応気心が知れていることによって狙いが伝えやすいという事と、役者の他の面を引き出したいという事でもあったんだなぁと。
あと、現在のコンテンツビジネスが過渡期であり、いわゆる円盤ビジネスも廃れてきていて、いかにそれに変るものとして一定以上の収益を出せるものを構築していけるかというのは難しい問題として模索中だというのも分かりなかなか厳しいなぁと言うのもありますが、それ以上に全体的にいかに面白い物を作り手として提供していきたいという思いが伝わってきたので、個人的にはそっちだけを気にしようと。