今日の読書 ふたたび嗤う淑女/中山七里
史上最恐、完全無欠の悪女ミステリーの続編になります。
金と欲望、必要に迫られた標的を操り、自らの手を汚すことなく葬っていく、標的にはそれぞれ共通点がありそれによって真の狙いというものが早くから提示され、狙いが成功するのかどうかを追わせる形のミステリーなわけですが、どす黒いにも程があるものになっています。
前作もどんでん返しの帝王と異名を取る中山七里らしい結末をむかえ、続編があるというようには思え無いものでしたが、依頼されたらばその期待を上回るものを書くのがプロであるというのを実践する結果になっています。
悪女であり、えげつない罠に残酷な結果ばかりになるのですが、同時に成功に対して全肯定はできなくても、肩入れはできるという、なかなか厄介なものになっていて、清廉潔白な思想を持っている人には向かないかもしれないですが、勧悪懲悪を楽しめるのならば薦めやすいものになっています。
金と欲望、必要に迫られた標的を操り、自らの手を汚すことなく葬っていく、標的にはそれぞれ共通点がありそれによって真の狙いというものが早くから提示され、狙いが成功するのかどうかを追わせる形のミステリーなわけですが、どす黒いにも程があるものになっています。
前作もどんでん返しの帝王と異名を取る中山七里らしい結末をむかえ、続編があるというようには思え無いものでしたが、依頼されたらばその期待を上回るものを書くのがプロであるというのを実践する結果になっています。
悪女であり、えげつない罠に残酷な結果ばかりになるのですが、同時に成功に対して全肯定はできなくても、肩入れはできるという、なかなか厄介なものになっていて、清廉潔白な思想を持っている人には向かないかもしれないですが、勧悪懲悪を楽しめるのならば薦めやすいものになっています。