今日の読書 夢の迷い路/西澤保彦
『さよならは明日の約束』に続く、本好き美少女エミールとジャンク映画フリーク男子ユッキー、2人の高校生が過去の事件について推理するという、探偵役と助手役という分類では無く、会話をしている間に結論にたどり着くという形式の短編集になります。
前作の続編ではありますが、時系列で全く後になるというのではなく、作品の中で前作の中の間に入り込んだりしているのや、作風両面からも、安槻市を舞台にしたタックとタカチを中心としたシリーズを彷彿とさせますが、高校生が主人公ということもありこっちのシリーズの方が重たい描写は今のところなくて、気楽に読めるものになっています。
2010年を舞台にしているのですが、主人公の高校生の趣味がどう考えても同時代の高校生がついて行けないような時代のものばかり、作者の好きなものをいろいろと出しているだろうとしか思えないほど昭和感が強かったりします。
事件が同時代のものではなく、基本的に過去にこういう話があってというようなものなので、当たり前なのですが、こういう作りにしておけば、ベテラン作家が高校生を主人公にしていても趣味嗜好の問題で高校生らしくないというのが避けられるなって感心してみたりもしますね。
前作の続編ではありますが、時系列で全く後になるというのではなく、作品の中で前作の中の間に入り込んだりしているのや、作風両面からも、安槻市を舞台にしたタックとタカチを中心としたシリーズを彷彿とさせますが、高校生が主人公ということもありこっちのシリーズの方が重たい描写は今のところなくて、気楽に読めるものになっています。
2010年を舞台にしているのですが、主人公の高校生の趣味がどう考えても同時代の高校生がついて行けないような時代のものばかり、作者の好きなものをいろいろと出しているだろうとしか思えないほど昭和感が強かったりします。
事件が同時代のものではなく、基本的に過去にこういう話があってというようなものなので、当たり前なのですが、こういう作りにしておけば、ベテラン作家が高校生を主人公にしていても趣味嗜好の問題で高校生らしくないというのが避けられるなって感心してみたりもしますね。