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今日の読書 源頼朝/元木泰雄

源頼朝といえば鎌倉幕府を打ち立て武家政治の創始者として歴史の転換点を担った存在として高評価を受けても問題ないはずの存在なのですが、源平合戦(というほど単純な源氏と平氏の対立構造ではないのですが)の功労者である弟の義経を滅ぼしたのを筆頭に身内であろうとも敵認定すれば躊躇わずに殺すという事などから、冷酷なイメージがついてしまい、鎌倉幕府も源氏の世としては初代頼朝から三代で滅びてしまい、その自業自得感がよろしくないイメージも固定してしまったりしていますが、そういったイメージは本当のことなのか、また何を根拠にそういった価値観が固定されてしまったのかなどを中心に、父義朝が平治の乱で平清盛に敗れ、殺されるはずが伊豆に流された事ですんだ所から始まる頼朝の人生をまとめるというものになっています。

私は詳しい知識を持ち合わせているわけではなく、頼朝のイメージも一般的なものを押さえているのに加えて、悪い印象は無く、どちらかというと気の毒な存在というもの程度であり、吾妻鏡や玉葉のような一次史料なんて読んだ事すらないのですが、一通り時系列で説明してくれるので理解はしやすいですね。

ただ、それまでに理解されてきたものと、新たな解釈になっているものを読んでもそれが正解に近いだろうなというような判断できるだけの知識を持ち合わせていないので、そうなんだと受け入れるしかないのが困りどころではありますね。

私の場合、こういった歴史関係のものを読む動機としては歴史小説を中心にエンターテインメントを楽しむために一定の知識があった方がいいだろうなというものなので、検証してみようという気持ちすら最初から無いのですけれども、歴史に詳しい人ならば別の読み方が出来るのだろうなぁとは思います。

1 頼朝の誕生 河内源氏の盛衰
 1 頼朝とその周辺
 2 父義朝まで
 3 平時の乱の悲劇

2 流刑地の日々 頼朝挙兵の前提
 1 流人頼朝
 2 北条時政と源頼政
 3 以仁王の乱と頼政の滅亡

3 挙兵の成功 流人の奇跡
 1 挙兵の決断
 2 武士団の糾合
 3 富士川合戦
 4 鎌倉幕府の基礎

4 義仲との対立 源氏嫡流をめぐって
 1 後白河院の復活
 2 木曽義仲の入京
 3 義仲との抗争
 4 十月宣旨と東国支配権

5 頼朝の上洛 京・畿内の制圧
 1 上洛の軋轢
 2 一の谷合戦と畿内の制圧
 3 頼朝の奏請と戦後処理
 4 伊賀・伊勢平氏の蜂起

6 平氏追討 義経と範頼
 1 平氏追討軍の出撃
 2 苦戦と電撃戦
 3 平氏滅亡

7 義経挙兵と公武交渉 国地頭と廟堂改革
 1 義経挙兵の背景
 2 最終的な決裂
 3 北条時政の上洛
 4 国地頭の設置
 5 廟堂改革

8 義経の滅亡と奥州合戦 唯一の官軍
 1 義経の行方
 2 頼朝と秀衡
 3 奥州合戦

9 頼朝上洛と後白河の死去 朝の大将軍
 1 対立の経緯
 2 諸国守護権
 3 後白河の死去と大将軍

10 頼朝の晩年 権力の継承と「失政」
 1 曽我事件と鎌倉殿の継承
 2 再上洛と大姫入内工作
 3 晩年の「失政」

むすび 頼朝死後の幕府

テーマ : 読んだ本の感想等
ジャンル : 小説・文学

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