今日の読書 中野のお父さんは謎を解くか/北村薫
大学時代バスケをやっていた体育会系の文芸編集者の娘が、出版界で出会った日常の謎や、ちょっとした会話の中に出て来た文豪関係の謎にぶつかり、中野に住んでいる定年間近の高校国語教師の父の所に帰って謎解きをしてもらうという、日常の謎系の安楽椅子探偵ものの連作短編集『中野のお父さん』の続編になります。
前作に引き続き、日常の謎と読書に関係するような謎の流れといい北村薫作品のど真ん中感満載の作品になっていますし、人間関係にちょっとした変化をつけていたりもして、このままシリーズを続けていきそうな感じがありますね。
対して重要な事ではないのですが、スクリーンアウトという単語はバスケを知らないと意味不明の言葉になるんだというのを再確認する事になりました。
知らない分野の技術用語って、その中では決して難しいものでは無くても全く想像できないものというのは当たり前と言えば当たり前ですが、そういう自分の常識が決して全体の常識ということではないというのを再確認する事になるというのは、何気に日常の謎系のミステリの醍醐味かもしれないなと、あまり今まで考えたことのない感想も出て来たりします。
前作に引き続き、日常の謎と読書に関係するような謎の流れといい北村薫作品のど真ん中感満載の作品になっていますし、人間関係にちょっとした変化をつけていたりもして、このままシリーズを続けていきそうな感じがありますね。
対して重要な事ではないのですが、スクリーンアウトという単語はバスケを知らないと意味不明の言葉になるんだというのを再確認する事になりました。
知らない分野の技術用語って、その中では決して難しいものでは無くても全く想像できないものというのは当たり前と言えば当たり前ですが、そういう自分の常識が決して全体の常識ということではないというのを再確認する事になるというのは、何気に日常の謎系のミステリの醍醐味かもしれないなと、あまり今まで考えたことのない感想も出て来たりします。