今日の読書 立川忍びより/仁木英之
ブラック企業勤めにより心療内科に通わないといけないほどに追い込まれ、無職となり立川にある実家の中華料理屋に戻って来た青年が、両親の借金のカタに見合いをさせられ、将来の婿入りのために相手の家に居候させられる事になったが、その相手の家族は忍者一家だったというお話になります。
相手の家には幼なじみのドルオタ、見合い相手の女子高生はトラップをはりまくるし、母親は黒装束で怪しいだけではなく色々詰め込み過ぎだったり、変な人だらけのゆるい日常ものと言っても良いかもしれないですし、ゆるい中に忍者としての設定を盛り込んだ重めの話があったり、実家の中華料理屋でもいろいろと騒動が起こったりといったもので、初めて読む作者だからというのもあるのかもしれないですが、今まであまり読んでこなかったようなパターンかなと思える点がちらほらありましたね。
あと、立川が舞台という事で、ある程度分かりやすいというのはありますが、モノレールが日常的に使われまくっているあたりは、感覚として入ってこないのは立川周辺に詳しかった頃はモノレール建設中だったというのが関係してくるのでしょうね。
立川周辺の日常の足としてのモノレールが描写されるたびに、このモノレールの行き先終点が多摩センターでは勿体ないよなという、モノレール延伸を願ってやまない個人的な感情が浮かび上がってしまうということですね。
全体的に気楽に読みやすいかなと思えるものでした。
相手の家には幼なじみのドルオタ、見合い相手の女子高生はトラップをはりまくるし、母親は黒装束で怪しいだけではなく色々詰め込み過ぎだったり、変な人だらけのゆるい日常ものと言っても良いかもしれないですし、ゆるい中に忍者としての設定を盛り込んだ重めの話があったり、実家の中華料理屋でもいろいろと騒動が起こったりといったもので、初めて読む作者だからというのもあるのかもしれないですが、今まであまり読んでこなかったようなパターンかなと思える点がちらほらありましたね。
あと、立川が舞台という事で、ある程度分かりやすいというのはありますが、モノレールが日常的に使われまくっているあたりは、感覚として入ってこないのは立川周辺に詳しかった頃はモノレール建設中だったというのが関係してくるのでしょうね。
立川周辺の日常の足としてのモノレールが描写されるたびに、このモノレールの行き先終点が多摩センターでは勿体ないよなという、モノレール延伸を願ってやまない個人的な感情が浮かび上がってしまうということですね。
全体的に気楽に読みやすいかなと思えるものでした。