今日の読書 今昔百鬼拾遺 鬼/京極夏彦
久しく出ていなかった百鬼夜行シリーズ、『絡新婦の理』から1年後、学院での事件に巻き込まれた女生徒である呉美由紀が転校した先で友人となった片倉ハル子が駒沢野球場周辺で発生した連続通り魔・昭和の辻斬り事件の被害者となった。
その事件に巻き込まれる前に死を予見する発言を聞いていた呉美由紀はその事について中善寺敦子に相談を持ちかけてというお話になります。
長編扱いになりますが、このシリーズの長編扱いとしては異例の短さであり、短編集の中の1つというものに近いですね、京極堂も探偵の榎木津も直接登場しませんし、当然憑物落としが行われるわけでも無い、鬼の呪いがあるかのようになっていますが、それを手がかりとした一般的なミステリー小説という感じでもあります。
これをシリーズの長編扱いというと引っかかりますが、シリーズの中で直近の長編が2006年の『邪魅の雫』以来ですから、ようやく出てくれたという喜びは強いですね、京極夏彦基準だと短編集の中に普通に収まるだろうとか、話の作り方も短編のようだよねという思いはありますしが。
3社横断3ヶ月連続刊行という企画のために、本来ならば1冊にまとめるような長さを分けているんでしょうね。
その事件に巻き込まれる前に死を予見する発言を聞いていた呉美由紀はその事について中善寺敦子に相談を持ちかけてというお話になります。
長編扱いになりますが、このシリーズの長編扱いとしては異例の短さであり、短編集の中の1つというものに近いですね、京極堂も探偵の榎木津も直接登場しませんし、当然憑物落としが行われるわけでも無い、鬼の呪いがあるかのようになっていますが、それを手がかりとした一般的なミステリー小説という感じでもあります。
これをシリーズの長編扱いというと引っかかりますが、シリーズの中で直近の長編が2006年の『邪魅の雫』以来ですから、ようやく出てくれたという喜びは強いですね、京極夏彦基準だと短編集の中に普通に収まるだろうとか、話の作り方も短編のようだよねという思いはありますしが。
3社横断3ヶ月連続刊行という企画のために、本来ならば1冊にまとめるような長さを分けているんでしょうね。