今日の読書 もういちどベートーヴェン/中山七里
『さよならドビュッシー』から続く天才ピアニスト岬洋介のシリーズ5作目になり、前作の『どこかでベートーヴェン』に引き続き過去編という扱いになり、司法修習生時代の話。
司法修習生として他の修習生とは才能の違いを見せながら、やがていろいろと事件に首を突っ込む事になり、いろいろと起きていくというもの。
どんでん返しの帝王という事をすっかり忘れてしまうくらい、それまでの流れから驚かされる結末でしたが、それが作者の持ち味であり、事件そのもの以上にいろいろと気になるものが描かれているので、集中力が分散されていたということでもあり、分散されているものがそれだけでも楽しく引き込まれる物だったという事ですね。
いろいろと表現者というものについて考えさせられる箇所もありますし、昭和の反権力至上主義者はいろいろと受け入れがたいものがあるかもしれないですね。
司法修習生として他の修習生とは才能の違いを見せながら、やがていろいろと事件に首を突っ込む事になり、いろいろと起きていくというもの。
どんでん返しの帝王という事をすっかり忘れてしまうくらい、それまでの流れから驚かされる結末でしたが、それが作者の持ち味であり、事件そのもの以上にいろいろと気になるものが描かれているので、集中力が分散されていたということでもあり、分散されているものがそれだけでも楽しく引き込まれる物だったという事ですね。
いろいろと表現者というものについて考えさせられる箇所もありますし、昭和の反権力至上主義者はいろいろと受け入れがたいものがあるかもしれないですね。