今日の読書 パティシエの秘密推理 お召し上がりは容疑者から/似鳥鶏
家業の喫茶店を父が亡くなった後そのまま継いだ兄と、警察を突然やめてパティシエとなった弟。
推理力、洞察力に優れて刑事として期待されていた弟の知恵を借りようと県警本部が秘書室から送り込んだ後輩がやって来て、殺人事件の解決に巻き込むという連作短編集になります。
料理店を舞台にした安楽椅子探偵ものという形が主軸となりますが、本当は事件に首を突っ込みたくない弟のために兄が気遣って現場に出向き、捜査の手伝いをするという変則的で複合的な探偵スタイルの作品というかんじになっています。
捜査のやりとりはネタ要素が多目になっていますが、事件そのものは重めのものまであったり、短編形式ですので事件事に微妙に違う形のものになっています。
キャラクターバランスも良く、弟が警察を辞めた理由が明かされていなかったりシリーズ化できる余地を感じさせますが、現段階ではシリーズ化という事はされていないようですね。
まぁ何でもかんでもシリーズ化すれば良いのかというと、そういうわけではないですしこれはこれでまとまりよく完結しているので、シリーズ化してもいいよなぁと思わせるだけでも成功していると勝手に思っておきます。
推理力、洞察力に優れて刑事として期待されていた弟の知恵を借りようと県警本部が秘書室から送り込んだ後輩がやって来て、殺人事件の解決に巻き込むという連作短編集になります。
料理店を舞台にした安楽椅子探偵ものという形が主軸となりますが、本当は事件に首を突っ込みたくない弟のために兄が気遣って現場に出向き、捜査の手伝いをするという変則的で複合的な探偵スタイルの作品というかんじになっています。
捜査のやりとりはネタ要素が多目になっていますが、事件そのものは重めのものまであったり、短編形式ですので事件事に微妙に違う形のものになっています。
キャラクターバランスも良く、弟が警察を辞めた理由が明かされていなかったりシリーズ化できる余地を感じさせますが、現段階ではシリーズ化という事はされていないようですね。
まぁ何でもかんでもシリーズ化すれば良いのかというと、そういうわけではないですしこれはこれでまとまりよく完結しているので、シリーズ化してもいいよなぁと思わせるだけでも成功していると勝手に思っておきます。