今日の15周年 INTO THE PURGATORY/GALNERYUS
GALNERYUSの15周年記念となる12枚目のアルバムになります。
当初は2枚連続でコンセプトアルバムでやってきて、3部作としての締めくくりのアルバムを作る予定もあったらしいのですが、コンセプトアルバムが続きすぎていたので、枠に捕らわれすぎてしまうというのもあり、コンセプトアルバムをやめて、それを決めたらそういえば15周年だったという事になるらしいですね。
GALNERYUSは現在日本のメロディック・スピードメタルの中では屈指の存在だとは思っていますが、それはあくまでもHR/HMに基本的に興味を持っている人限定での知名度になってしまっていて、その枠を超えるヘヴィーメタルという音楽の認知度、メロディック・スピードメタルというジャンルの認知度を向上させ、いわゆる音楽シーンの中で特殊な人向けではない一般向けのものとして扱われるようにまでするというのを狙って背負っているという事ですが、そういった狙いがよく分かる、ジャンルとしてはど真ん中のメロディック・スピードメタルでありながらも、メジャーシーンで一般向けとして受け入れられる事を想定した曲作り、分かる人だけ分かれば良いという開き直りとは逆に、分かる人の裾野を広げないとジャンルとして終わるという危機感からそれが出来るのは自分達であると言う使命感を悲壮感なくやりきっているアルバムだなと。
アルバム全曲トレーラーを聞いてもらえれば分かりますが、コンセプトアルバムという枷を外した事によって、曲のバリエーションを広く取れていて、なおかつ印象に残りやすいメロディにしているあたりのバランス感覚はバンドの蓄積のたまものだと思うのですが、それでいてMVを作るのは、今までやってこなかったオペラ風のヴォーカルにしている6曲目THE FOLLOWERSというあたり攻めているところは攻めまくっているというのが面白かったりしますね。
そして8曲目のREMAIN BEHINDはヴォーカルの小野正利がバラードとしてソロで発表していておかしくないものを入れてきて、メタルとしてはこういうのも十分ありなんだというのを提示して、メタルの偏見を崩そうという目論見を感じますね。
今現在、いわゆるヒットチャートが機能しきっていないので何が本当に流行っているのか分かりにくい時代になりましたし、趣味の多様化によって無理に興味の無いものに首を突っ込まなくても十分楽しめるというか、それぞれが好きなものを掘り下げていくとなると、今まで手を出していないものにまで興味を広げる必要性がない時代になっていますが、それでもGALNERYUSはもっと一般的な知名度を得ていて良いバンドだと思うのですよねぇ。
当初は2枚連続でコンセプトアルバムでやってきて、3部作としての締めくくりのアルバムを作る予定もあったらしいのですが、コンセプトアルバムが続きすぎていたので、枠に捕らわれすぎてしまうというのもあり、コンセプトアルバムをやめて、それを決めたらそういえば15周年だったという事になるらしいですね。
GALNERYUSは現在日本のメロディック・スピードメタルの中では屈指の存在だとは思っていますが、それはあくまでもHR/HMに基本的に興味を持っている人限定での知名度になってしまっていて、その枠を超えるヘヴィーメタルという音楽の認知度、メロディック・スピードメタルというジャンルの認知度を向上させ、いわゆる音楽シーンの中で特殊な人向けではない一般向けのものとして扱われるようにまでするというのを狙って背負っているという事ですが、そういった狙いがよく分かる、ジャンルとしてはど真ん中のメロディック・スピードメタルでありながらも、メジャーシーンで一般向けとして受け入れられる事を想定した曲作り、分かる人だけ分かれば良いという開き直りとは逆に、分かる人の裾野を広げないとジャンルとして終わるという危機感からそれが出来るのは自分達であると言う使命感を悲壮感なくやりきっているアルバムだなと。
アルバム全曲トレーラーを聞いてもらえれば分かりますが、コンセプトアルバムという枷を外した事によって、曲のバリエーションを広く取れていて、なおかつ印象に残りやすいメロディにしているあたりのバランス感覚はバンドの蓄積のたまものだと思うのですが、それでいてMVを作るのは、今までやってこなかったオペラ風のヴォーカルにしている6曲目THE FOLLOWERSというあたり攻めているところは攻めまくっているというのが面白かったりしますね。
そして8曲目のREMAIN BEHINDはヴォーカルの小野正利がバラードとしてソロで発表していておかしくないものを入れてきて、メタルとしてはこういうのも十分ありなんだというのを提示して、メタルの偏見を崩そうという目論見を感じますね。
今現在、いわゆるヒットチャートが機能しきっていないので何が本当に流行っているのか分かりにくい時代になりましたし、趣味の多様化によって無理に興味の無いものに首を突っ込まなくても十分楽しめるというか、それぞれが好きなものを掘り下げていくとなると、今まで手を出していないものにまで興味を広げる必要性がない時代になっていますが、それでもGALNERYUSはもっと一般的な知名度を得ていて良いバンドだと思うのですよねぇ。