今日の読書 死にゆく者の祈り/中山七里
どんでん返しの帝王と評される中山七里の法廷関係を扱ったミステリー、今回は囚人を相手に仏道を説く教誨師という珍しい主人公になります。
教誨師が拘置所で、大学時代の友人であり命の恩人でもある死刑囚と再会し、四半世紀前に知っていた男と死刑判決を受けた事件との結びつきの無さに違和感を覚え、事件について調べ冤罪を疑うようになりという話になります。
教誨師という珍しい職業設定と、命の恩人を救うために奮闘するという王道展開、それでいて四半世紀ぶりの再会でありその間にお互いに色々とあったというのを上手くまとめ上げていて、中山七里作品得意のラストに畳みかけるように色々と事が転がっていく感じとで、非常にらしい作品だなと。
シリーズ物ではなくても基本同じ設定世界での出来事ですので、法廷関係ならば誰かしら他作品のレギュラーな登場人物が出てくるだろうなといった予想も当てはまりますしね。
死刑囚絡みという事で、死刑制度そのものについても、少し考えさせる部分もあります。


死にゆく者の祈り
教誨師が拘置所で、大学時代の友人であり命の恩人でもある死刑囚と再会し、四半世紀前に知っていた男と死刑判決を受けた事件との結びつきの無さに違和感を覚え、事件について調べ冤罪を疑うようになりという話になります。
教誨師という珍しい職業設定と、命の恩人を救うために奮闘するという王道展開、それでいて四半世紀ぶりの再会でありその間にお互いに色々とあったというのを上手くまとめ上げていて、中山七里作品得意のラストに畳みかけるように色々と事が転がっていく感じとで、非常にらしい作品だなと。
シリーズ物ではなくても基本同じ設定世界での出来事ですので、法廷関係ならば誰かしら他作品のレギュラーな登場人物が出てくるだろうなといった予想も当てはまりますしね。
死刑囚絡みという事で、死刑制度そのものについても、少し考えさせる部分もあります。
死にゆく者の祈り