今日の読書 本と幸せ/北村薫
作家生活30周年となる北村薫のエッセイ集と自選短編ベスト12とショートショートというものになります。
基本的には『読まずにはいられな』『書かずにはいられない』『愛さずにはいられない』のエッセイ3部作に続くものになって、作家生活30周年のためにわざわざ書いたとのではなく、いろいろなところで既に書いてあったものをまとめたもの、基本的には前3作よりもあとに発表されたものが多く、20世紀中に書かれたものも含まれていたりで、直近のものよりも過去に書かれたものに、これから書く作品などに触れられていると、懐かしさを感じたりという楽しさもあります。
北村薫は基本的にはミステリ作家となりますが、狭義のミステリというよりも文学作品全般のなかに謎要素を見つけるのを楽しんでいるところがあったり、文章読みだけではなく伝統芸能などに影響を受けていたり、それこそ若かりし頃に影響を受けたものに対するネタが多目だったりして、ある意味では昭和な生活を知るための歴史書的な側面も楽しめます。
それぞれが短いので、一気に読んでしまうという事をせず、ちょっとした隙間に読み進めるのに向いていますね。
基本的には『読まずにはいられな』『書かずにはいられない』『愛さずにはいられない』のエッセイ3部作に続くものになって、作家生活30周年のためにわざわざ書いたとのではなく、いろいろなところで既に書いてあったものをまとめたもの、基本的には前3作よりもあとに発表されたものが多く、20世紀中に書かれたものも含まれていたりで、直近のものよりも過去に書かれたものに、これから書く作品などに触れられていると、懐かしさを感じたりという楽しさもあります。
北村薫は基本的にはミステリ作家となりますが、狭義のミステリというよりも文学作品全般のなかに謎要素を見つけるのを楽しんでいるところがあったり、文章読みだけではなく伝統芸能などに影響を受けていたり、それこそ若かりし頃に影響を受けたものに対するネタが多目だったりして、ある意味では昭和な生活を知るための歴史書的な側面も楽しめます。
それぞれが短いので、一気に読んでしまうという事をせず、ちょっとした隙間に読み進めるのに向いていますね。