今日の読書 黒武御神火御殿/宮部みゆき
聞いて聞き捨て。語って語り捨て。という三島屋を舞台にした変わり百物語のシリーズ6作目になります。
前作『あやかし草紙』が1つのターニングポイントとなり、聞き手を務めてきたおちかが聞き役の役目を終え、前作から聞き役に足を突っ込んだ富次郞が今作から正式に聞き役を引き継ぎ独り立ちということになる新展開となります。
連作4編ありますが、表題作だけがこれだけでも1冊として十分に売り出せるよねという長さで、他は短編という構成、最初の3編であるていどならしてから最後に重すぎる話を畳みかけてきたという狙いかなとなっています。
聞き手が変わったというだけでも新展開になりますし、百物語と数が決まっているとなると変化をつけてくるのは上手いやり方だと思えるものになっていますし、仮に変化をつけなかったとしても十分に上手くやったとは思えるくらいの安定感はあるのですよね。
あとはこのペースで百までいくのかという事くらいですね。
前作『あやかし草紙』が1つのターニングポイントとなり、聞き手を務めてきたおちかが聞き役の役目を終え、前作から聞き役に足を突っ込んだ富次郞が今作から正式に聞き役を引き継ぎ独り立ちということになる新展開となります。
連作4編ありますが、表題作だけがこれだけでも1冊として十分に売り出せるよねという長さで、他は短編という構成、最初の3編であるていどならしてから最後に重すぎる話を畳みかけてきたという狙いかなとなっています。
聞き手が変わったというだけでも新展開になりますし、百物語と数が決まっているとなると変化をつけてくるのは上手いやり方だと思えるものになっていますし、仮に変化をつけなかったとしても十分に上手くやったとは思えるくらいの安定感はあるのですよね。
あとはこのペースで百までいくのかという事くらいですね。