今日の読書 ミッドナイツ/山口雅也
山口雅也がミステリ作家としてデビューする前、80年代フリーライター時代に発表していてまとめられていなかった、作者自身も忘れているものまでをまとめた作品集になります。
バブル華やかしい80年代、コラボ小説という形のものが雑誌の企画として成り立っていたという時代を感じるものになるわけですが、カクテルについてという縛りがあればどういったものでも良いというものや、ジャズに関するもの、ミュージシャンとのコラボとしては細野晴臣、大江千里や布袋寅泰などLPに収録されたけれどもCDのブックレットには収録されなかったとかなどなど。
日本の80年代を、アメリカの狂騒の20年代と重ね合わせて狂騒の80年代として意識的に寄せて、今から振り返るとバブル真っ只中というのはこういった狂騒状態だったなと思わせるものが多々あり、時代に直結させるような作品というのはある意味では歴史的史料になりえるなと改めて思えますね。
バブル華やかしい80年代、コラボ小説という形のものが雑誌の企画として成り立っていたという時代を感じるものになるわけですが、カクテルについてという縛りがあればどういったものでも良いというものや、ジャズに関するもの、ミュージシャンとのコラボとしては細野晴臣、大江千里や布袋寅泰などLPに収録されたけれどもCDのブックレットには収録されなかったとかなどなど。
日本の80年代を、アメリカの狂騒の20年代と重ね合わせて狂騒の80年代として意識的に寄せて、今から振り返るとバブル真っ只中というのはこういった狂騒状態だったなと思わせるものが多々あり、時代に直結させるような作品というのはある意味では歴史的史料になりえるなと改めて思えますね。