今日の読書 騒がしい楽園/中山七里
埼玉県の片田舎の幼稚園を舞台にした『戦う君の唄を』の続編になります。
その幼稚園からオーボエ奏者となることを諦めて幼稚園教諭となったデジタルウーマン神尾舞子と、情報収集能力に長けたイケメン幼稚園教諭である池波智樹が世田谷の幼稚園に転勤することになった。
以前の幼稚園ではモンスターペアレントが問題だったが、こんどの幼稚園では騒音クレーマーな年寄り、待機児童問題、確執を持っている親と違った問題があり、悪意に満ちた環境がやがて大事になってしまってという話になります。
幼稚園という舞台装置であれば、ほのぼのしたものを期待したくなるものですが、そういったものは極々わずか悪意に満ちた状況であり、悪意が悪意を呼び込んでいるのではないかというほど精神的に追い詰められていくものになっています。
どんでん返しの帝王である中山七里作品ですから、最後の最後までどう着地するのか分からないというのは定番なのですが、今回もそうであるというのはネタバレのようでネタバレでは無いものですね。
その幼稚園からオーボエ奏者となることを諦めて幼稚園教諭となったデジタルウーマン神尾舞子と、情報収集能力に長けたイケメン幼稚園教諭である池波智樹が世田谷の幼稚園に転勤することになった。
以前の幼稚園ではモンスターペアレントが問題だったが、こんどの幼稚園では騒音クレーマーな年寄り、待機児童問題、確執を持っている親と違った問題があり、悪意に満ちた環境がやがて大事になってしまってという話になります。
幼稚園という舞台装置であれば、ほのぼのしたものを期待したくなるものですが、そういったものは極々わずか悪意に満ちた状況であり、悪意が悪意を呼び込んでいるのではないかというほど精神的に追い詰められていくものになっています。
どんでん返しの帝王である中山七里作品ですから、最後の最後までどう着地するのか分からないというのは定番なのですが、今回もそうであるというのはネタバレのようでネタバレでは無いものですね。