今日の読書 古事記異聞 京の怨霊、元出雲/高田崇史
大学院生に進級する事になり、民俗学の研究テーマを出雲とした橘樹雅が進級前にフィールドワークに出掛けてそこで出雲に関する調査をすると同時に事件に巻き込まれるという古事記異聞シリーズの3作目になります。
今回出掛けるのはいわゆる島根県の出雲ではなくかつて出雲族の集落があったという京都は下鴨神社を中心としたもの。
怨霊と言霊、呪いを中心に調べていくと同時に、現地の大学では事件なのか事故なのか狭い範囲で死者が連続するという事が起きていてというものになります。
高田崇史作品はシリーズで分かれていても登場人物が重複したりと同じ世界での住人となりますが、作品の時系列は発表順であるとは限らないので、どこでどう繋がっていたっけかというのが分からなくなったりしますが、今作は2007年の出来事である事は明確に分かるように出てくるあたりは親切設計であったりします(だからといって、他の作品のどの時期と被るのかというのは直接関係した事件を匂わせるもの以外は覚えていないのですが)
高田崇史作品を読んでいて毎回思うのは、私個人の歴史に関する知識量が足りないので、どこからどこまでが一般的に知られているものなのか判断しきれないという事ですし、日本の歴史上とくに朝廷、貴族の力が強かった時代の言葉の持つ重要性というのは、もっと分かっていないとダメだよなという事ですね。
今回出掛けるのはいわゆる島根県の出雲ではなくかつて出雲族の集落があったという京都は下鴨神社を中心としたもの。
怨霊と言霊、呪いを中心に調べていくと同時に、現地の大学では事件なのか事故なのか狭い範囲で死者が連続するという事が起きていてというものになります。
高田崇史作品はシリーズで分かれていても登場人物が重複したりと同じ世界での住人となりますが、作品の時系列は発表順であるとは限らないので、どこでどう繋がっていたっけかというのが分からなくなったりしますが、今作は2007年の出来事である事は明確に分かるように出てくるあたりは親切設計であったりします(だからといって、他の作品のどの時期と被るのかというのは直接関係した事件を匂わせるもの以外は覚えていないのですが)
高田崇史作品を読んでいて毎回思うのは、私個人の歴史に関する知識量が足りないので、どこからどこまでが一般的に知られているものなのか判断しきれないという事ですし、日本の歴史上とくに朝廷、貴族の力が強かった時代の言葉の持つ重要性というのは、もっと分かっていないとダメだよなという事ですね。