今日の読書 帝都地下迷宮/中山七里
区役所で生活保護の受付で働く、廃駅オタクという細分化された鉄オタの中でも特殊性の強いオタクが、趣味のために暴走して深夜無断で廃駅になっている地下鉄銀座線萬世橋駅に潜り込むと、地下空間で生活している謎の集団と出くわすことになる。
招かれざる客として紛れ込んだものの、そこで暮らす人々と交流していくうちに、何故そこで生活しているのかが分かっていき、事件にも巻き込まれる事にというお話になります。
どんでん返しの帝王である中山七里作品ですから、最後の最後までどう収束するのか分からない展開となるのは毎回のことですが、社会性の高いテーマが絡んできても一方的な視点のプロバガンダ感が出ない、それでいて問題意識を持たせる形のバランスの取り方は抜群で良い意味で物語世界に没入させてくれて楽しめますね。
オタク気質の褒め方というものも好感度が高いものになりますし。
招かれざる客として紛れ込んだものの、そこで暮らす人々と交流していくうちに、何故そこで生活しているのかが分かっていき、事件にも巻き込まれる事にというお話になります。
どんでん返しの帝王である中山七里作品ですから、最後の最後までどう収束するのか分からない展開となるのは毎回のことですが、社会性の高いテーマが絡んできても一方的な視点のプロバガンダ感が出ない、それでいて問題意識を持たせる形のバランスの取り方は抜群で良い意味で物語世界に没入させてくれて楽しめますね。
オタク気質の褒め方というものも好感度が高いものになりますし。