今日の読書 テロリストの家/中山七里
公安でエース扱いされるほどの刑事の息子がテロリストとして逮捕された。
テロリスト犯罪が国民全体に嫌悪感を抱かせている時世の事、マスメディアは正義を振りかざして群がり、世論は誹謗中傷、家族はまともな生活をおくる事ができず、公安勤めの刑事は針のむしろ状態、正義と家族守るべきはどうなるかというお話になります。
中山七里はどんでん返しの帝王という事で、そこに関しては全くブレずに最後の最後まで気を抜けない作品作りになっていますが、社会問題を扱う場合マスメディアのマスゴミぶり、正義という大義名分を使った世論の袋だたきというのは結構使いたがる題材の1つなんだなというのは感じますね。
仕事熱心で家庭を顧みないで来た父親が家庭に事件が降りかかってきて、今まで自分が家庭内の事について全く知らなくてうろたえながらも、事件を何とかしようと奮闘するというのは、『夜がどれほど暗くても』と相似形になっているので、社会派と分類されるようなミステリの題材として望まれる切り口の1つなのかなと。
テロリスト犯罪が国民全体に嫌悪感を抱かせている時世の事、マスメディアは正義を振りかざして群がり、世論は誹謗中傷、家族はまともな生活をおくる事ができず、公安勤めの刑事は針のむしろ状態、正義と家族守るべきはどうなるかというお話になります。
中山七里はどんでん返しの帝王という事で、そこに関しては全くブレずに最後の最後まで気を抜けない作品作りになっていますが、社会問題を扱う場合マスメディアのマスゴミぶり、正義という大義名分を使った世論の袋だたきというのは結構使いたがる題材の1つなんだなというのは感じますね。
仕事熱心で家庭を顧みないで来た父親が家庭に事件が降りかかってきて、今まで自分が家庭内の事について全く知らなくてうろたえながらも、事件を何とかしようと奮闘するというのは、『夜がどれほど暗くても』と相似形になっているので、社会派と分類されるようなミステリの題材として望まれる切り口の1つなのかなと。