今日の読書 隣はシリアルキラー/中山七里
大田区の工場勤めの神足は真夏の暑さで寝苦しさに目を覚ますと、安普請な会社の寮の隣室からは夜中だというのにシャワーの音だけではなく、まるで人体を切っているかのような不気味な音がしていた。
隣人は中国からやってきた技能実習生であり、意思の疎通が上手くいかないだけではなく、不気味な音が人体を切っていると確信させる傍証がどんどん出てくるが、決定的な物証があるわけではなく警察に頼る事も出来ず、恐怖を覚える日々を送ることになるというお話になります。
どんでん返しの帝王である中山七里の作品という事を念頭に置きすぎていて、最後の最後まで何かしらが起こりえるという見方をしすぎてしまい、とかく疑い深くなってしまいますが、疑ってくれと作者側も狙っているのはよく分かる作りになっています。
ホラーミステリーですが、ホラー色強めからミステリー色強めにシフトしていく流れは個人的に好みです。
隣人は中国からやってきた技能実習生であり、意思の疎通が上手くいかないだけではなく、不気味な音が人体を切っていると確信させる傍証がどんどん出てくるが、決定的な物証があるわけではなく警察に頼る事も出来ず、恐怖を覚える日々を送ることになるというお話になります。
どんでん返しの帝王である中山七里の作品という事を念頭に置きすぎていて、最後の最後まで何かしらが起こりえるという見方をしすぎてしまい、とかく疑い深くなってしまいますが、疑ってくれと作者側も狙っているのはよく分かる作りになっています。
ホラーミステリーですが、ホラー色強めからミステリー色強めにシフトしていく流れは個人的に好みです。