今日の読書 カインの傲慢/中山七里
『切り裂きジャックの告白』から始まる刑事犬養隼人のシリーズ5作目になります。
栄養失調状態な少年の遺体が臓器が持ち去られた状態で発見された事件を発端に、連続して少年の被害者が発見されることに。
被害者の共通点として貧困家庭というものがあり、臓器売買が行なわれているという疑惑が持ち上がるという話になります。
犬養は役者のトレーニングを積み男の嘘は見抜けるという特技を持っていたり、離婚し親権は持たないものの娘は膵臓病を煩い闘病中であるという設定を詰め込まれていますが、その詰め込んだ設定という事で医療関係、法律や倫理についてギリギリのラインを攻めてくるような事件を扱わされるものになりますが、ガッツリと社会派ミステリーと同時にどんでん返しの帝王らしい最後の最後まで気が抜けない展開と詰め込みまくったものになっているあたり、善悪二項対立構造で物事を解決しそうでしない当たりが凄く楽しめますね。
栄養失調状態な少年の遺体が臓器が持ち去られた状態で発見された事件を発端に、連続して少年の被害者が発見されることに。
被害者の共通点として貧困家庭というものがあり、臓器売買が行なわれているという疑惑が持ち上がるという話になります。
犬養は役者のトレーニングを積み男の嘘は見抜けるという特技を持っていたり、離婚し親権は持たないものの娘は膵臓病を煩い闘病中であるという設定を詰め込まれていますが、その詰め込んだ設定という事で医療関係、法律や倫理についてギリギリのラインを攻めてくるような事件を扱わされるものになりますが、ガッツリと社会派ミステリーと同時にどんでん返しの帝王らしい最後の最後まで気が抜けない展開と詰め込みまくったものになっているあたり、善悪二項対立構造で物事を解決しそうでしない当たりが凄く楽しめますね。