今日の読書 蝶として死す/羽生飛鳥
平清盛の異母弟にして一族の裏切り者となった平頼盛が平家物語の時代の謎を解くという歴史小説の中でのミステリー小説の連作短編集となります。
「屍実盛」という作品が第15回ミステリーズ!新人賞受賞作になるということで新人さんなんですが、児童文学作家として活動しているという事ですので全くの新人さんという事では無いようですね。
歴史ミステリーは多くは現代の登場人物が歴史上の謎を考えるというものがほとんどで、歴史上の人物がその中で謎解きをするというのは数は少なく、権謀術数の表現として謎解きの手法を使うという形になるかなぁと思いますが、今作はガッツリ謎解きを命じられる形であり、しかも失敗するとそのまま一族存亡の危機に直結するというギリギリのもの、平家物語の時代の出来事ですが源平合戦というものの合戦中の出来事は皆無、一番近くても合戦で亡くなった武将の首を落とされた屍の中から本物を見つけ出すという作業くらいですね。
歴史小説ミステリー小説両方好きですが、時代設定から新たな可能性を感じさせられるものでした。
「屍実盛」という作品が第15回ミステリーズ!新人賞受賞作になるということで新人さんなんですが、児童文学作家として活動しているという事ですので全くの新人さんという事では無いようですね。
歴史ミステリーは多くは現代の登場人物が歴史上の謎を考えるというものがほとんどで、歴史上の人物がその中で謎解きをするというのは数は少なく、権謀術数の表現として謎解きの手法を使うという形になるかなぁと思いますが、今作はガッツリ謎解きを命じられる形であり、しかも失敗するとそのまま一族存亡の危機に直結するというギリギリのもの、平家物語の時代の出来事ですが源平合戦というものの合戦中の出来事は皆無、一番近くても合戦で亡くなった武将の首を落とされた屍の中から本物を見つけ出すという作業くらいですね。
歴史小説ミステリー小説両方好きですが、時代設定から新たな可能性を感じさせられるものでした。