今日の読書 推理大戦/似鳥鶏
世界中が欲する「聖遺物」を巡って推理ゲームを行なうとカトリック教会、正教にお触れが回り、アメリカ、ウクライナ、日本、ブラジルから特殊能力を持つ名探偵達が選抜され集まってきてというゲーム性が高い本格推理になります。
特殊能力は単に推理力や洞察力、記憶力、衒学的知識が優れているというような超優秀な頭脳を持っているという範疇を超えた、超能力と分類しても過言では無い能力だらけ、それぞれ集まってきた名探偵達を能力込みで紹介するための章立てがあって、集まってから推理ゲーム開始という流れになっています。
反則級の能力の持ち主だらけが集まるとどうなるのかというものになっていきますが、かつて新本格ミステリがブームとなった初期にパズラーという揶揄の仕方をしたような人たちは受け入れられないだろうなぁというくらい、ある意味ゲームのためのゲームを描いていて、その振り切り具合が心地良く感じるレベルですね。
現在の実社会が特殊状況となっていて、これを元ネタに組み込みやすいものになっていますし、取り入れた作品はどんどん生み出されていきますが、そういうのを全て取っ払って実社会から隔絶されているような環境の作品は、それはそれで必要だよなって思わずにはいられない、けれども色々とこの設定から何から読む人は選ぶ作品だよなって同時に思う作品ですね。
特殊能力は単に推理力や洞察力、記憶力、衒学的知識が優れているというような超優秀な頭脳を持っているという範疇を超えた、超能力と分類しても過言では無い能力だらけ、それぞれ集まってきた名探偵達を能力込みで紹介するための章立てがあって、集まってから推理ゲーム開始という流れになっています。
反則級の能力の持ち主だらけが集まるとどうなるのかというものになっていきますが、かつて新本格ミステリがブームとなった初期にパズラーという揶揄の仕方をしたような人たちは受け入れられないだろうなぁというくらい、ある意味ゲームのためのゲームを描いていて、その振り切り具合が心地良く感じるレベルですね。
現在の実社会が特殊状況となっていて、これを元ネタに組み込みやすいものになっていますし、取り入れた作品はどんどん生み出されていきますが、そういうのを全て取っ払って実社会から隔絶されているような環境の作品は、それはそれで必要だよなって思わずにはいられない、けれども色々とこの設定から何から読む人は選ぶ作品だよなって同時に思う作品ですね。