今日の読書 おわかれはモーツァルト/中山七里
タイトルに作曲家の名前が入っていることでも分かりやすい、天才ピアニストである岬洋介が探偵役となるシリーズになります。
今回は岬洋介が出場したショパンコンクールで2位となった盲目のピアニストである榊場隆平が、品性下劣なゴシップ記者を通り越した捏造おかまいなしで恐喝をする事で名を馳せていたフリーライターに難癖をつけられ、その記者が殺害された事によって、盲目ながらも榊場隆平が犯人として疑われてしまうというもの。
その窮地を岬洋介がどうやって救うか、どんでん返しの帝王はどう決着をつけるのかと。
素晴らしい音楽家と下劣な記者、その記者をそういった素性のものだと分かりながらも記事を採用せざるを得ない週刊誌、マスゴミと揶揄したくなる状況としょせん商売であり、需要があるという事で消費者サイドも高尚さよりも分かりやすく下品な方を求めてしまうよねとか、色々と考えてしまう部分はありますが、あまりそういう思想めいた事を考える必要も無く楽しめますね。
中山七里作品はシリーズ関係無く繋がっているので、色々と背景が分かっていた方がいいというのもありますし、少なくともこの話はシリーズを追っていった方が話が分かりやすいというか、ピアニスト同士の友情は『いつまでもショパン』を読んでおかないと分かりにくいですね。
今回は岬洋介が出場したショパンコンクールで2位となった盲目のピアニストである榊場隆平が、品性下劣なゴシップ記者を通り越した捏造おかまいなしで恐喝をする事で名を馳せていたフリーライターに難癖をつけられ、その記者が殺害された事によって、盲目ながらも榊場隆平が犯人として疑われてしまうというもの。
その窮地を岬洋介がどうやって救うか、どんでん返しの帝王はどう決着をつけるのかと。
素晴らしい音楽家と下劣な記者、その記者をそういった素性のものだと分かりながらも記事を採用せざるを得ない週刊誌、マスゴミと揶揄したくなる状況としょせん商売であり、需要があるという事で消費者サイドも高尚さよりも分かりやすく下品な方を求めてしまうよねとか、色々と考えてしまう部分はありますが、あまりそういう思想めいた事を考える必要も無く楽しめますね。
中山七里作品はシリーズ関係無く繋がっているので、色々と背景が分かっていた方がいいというのもありますし、少なくともこの話はシリーズを追っていった方が話が分かりやすいというか、ピアニスト同士の友情は『いつまでもショパン』を読んでおかないと分かりにくいですね。