今日の読書 シルクロード 仏の道をゆく/安部龍太郎
遣唐使に思いを馳せ、仏教伝来の足跡を巡る旅の道中記になります。
古代中国が日本に与えた影響、特に仏教の影響を現地に行ったからこそ強く感じるという歴史的なものと、新疆ウイグル自治区に行くと撮影の制限や立ち入り申請が通っていたはずなのにいきなり不許可になったり多くの制限がかけられるという、独裁国家中国という現在の緊迫感両面が感じられるという非常に興味深く楽しめるものになっています。
真面目なものばかりではなく、食べ物を楽しんでたり編集者と一緒に行っていることでこれを取材旅行扱いにして新作にしようと迫れて何とか誤魔化そうとしていたりとかネタもふんだんに込められていたりしますが、ギリギリコロナ禍前の出来事なので、こういった旅が当たり前のようにできている時代っていうのが逆に現実感がなくなっていて感覚がおかしくなってくるなというのはありますね。
古代中国から日本の文化は多くを取り入れて国として成り立たせたわけですが、同時に立地条件の違いから思考や文化の違いを多く感じられる、特に砂漠に行ったからこそ『法華経』はこういった条件でこそ出てくる思想だと気付くなど違い、砂漠もあるような大陸的なものと、逆に水害で困るくらい水が豊富な島国との違いというのが意識付けされて気付かされるものというのは改めて面白いですね。
ここら辺優劣ではなく差異として意識しておくべきポイントですよね。
あと、現地ガイドの女性モンゴル系で朝青龍似の女性って描写するのはインパクトがあり過ぎでしたね(苦笑)
古代中国が日本に与えた影響、特に仏教の影響を現地に行ったからこそ強く感じるという歴史的なものと、新疆ウイグル自治区に行くと撮影の制限や立ち入り申請が通っていたはずなのにいきなり不許可になったり多くの制限がかけられるという、独裁国家中国という現在の緊迫感両面が感じられるという非常に興味深く楽しめるものになっています。
真面目なものばかりではなく、食べ物を楽しんでたり編集者と一緒に行っていることでこれを取材旅行扱いにして新作にしようと迫れて何とか誤魔化そうとしていたりとかネタもふんだんに込められていたりしますが、ギリギリコロナ禍前の出来事なので、こういった旅が当たり前のようにできている時代っていうのが逆に現実感がなくなっていて感覚がおかしくなってくるなというのはありますね。
古代中国から日本の文化は多くを取り入れて国として成り立たせたわけですが、同時に立地条件の違いから思考や文化の違いを多く感じられる、特に砂漠に行ったからこそ『法華経』はこういった条件でこそ出てくる思想だと気付くなど違い、砂漠もあるような大陸的なものと、逆に水害で困るくらい水が豊富な島国との違いというのが意識付けされて気付かされるものというのは改めて面白いですね。
ここら辺優劣ではなく差異として意識しておくべきポイントですよね。
あと、現地ガイドの女性モンゴル系で朝青龍似の女性って描写するのはインパクトがあり過ぎでしたね(苦笑)