今日の読書 人面島/中山七里
『人面瘡探偵』から始まる毒舌人面瘡探偵とポンコツ相続鑑定士のコンビのシリーズ2作目になります。
長崎県平戸から離れたところにある絶海の孤島である仁銘島、島の形から通称人面島の有力者が亡くなりその相続鑑定の仕事に出向いたところ、令和の世の中とは思えないほどの古き悪しきムラ社会であり、陰惨な殺人事件が起きてと。
中山七里作品は田舎特有の濃すぎる人間関係、これが悪い方に出る場合の状況を露悪的に醜く描く事にも上手さを感じるわけですが、悪意に満ちた中で人の不幸は大好きさと悪意を出しまくる人面瘡のジンが探偵役になるわけですから、針が振りきれてネタになるという感覚ですね。
どんでん返しの帝王と評される中山七里ですが、今回は事件解決そのものではない所にどんでん返しを仕込んできたなというのが今作の特徴ですね。
長崎県平戸から離れたところにある絶海の孤島である仁銘島、島の形から通称人面島の有力者が亡くなりその相続鑑定の仕事に出向いたところ、令和の世の中とは思えないほどの古き悪しきムラ社会であり、陰惨な殺人事件が起きてと。
中山七里作品は田舎特有の濃すぎる人間関係、これが悪い方に出る場合の状況を露悪的に醜く描く事にも上手さを感じるわけですが、悪意に満ちた中で人の不幸は大好きさと悪意を出しまくる人面瘡のジンが探偵役になるわけですから、針が振りきれてネタになるという感覚ですね。
どんでん返しの帝王と評される中山七里ですが、今回は事件解決そのものではない所にどんでん返しを仕込んできたなというのが今作の特徴ですね。