今日の読書 揺籃の都/羽生飛鳥
平清盛の異母弟にして一族の裏切り者となった平頼盛が平家物語の時代の謎を解くという歴史小説の中でのミステリー小説の連作短編集であった『蝶として死す』平家物語推理抄シリーズの2作目になります。
今回は長編遷都した福原で平清盛が怪事件に巻き込まれ、その事件を裏切り者として疑われている頼盛が探偵役でありながらも常に疑われる立場で清盛の3人の息子に監視されながら解決せざるを得ない状況に持ち込まれるというものになります。
歴史上の人物が当時の状況の中で探偵役をするというのが珍しいものですし、当時の状況の中での密室と思われるような設定が出てくるというのもあり、山程ある本格ミステリーとしてならばありがちになってしまいそうなものであっても、時代や状況が特殊過ぎるものになっているのですごく新鮮に感じるものになっていたりします。
これがシリーズとして長々と続けていけるようなものとは思えないですが、こういうタイプの歴史ミステリーはできればあまり歴史小説で使われていないような人物で書いていって欲しいなぁと思いますね。
今回は長編遷都した福原で平清盛が怪事件に巻き込まれ、その事件を裏切り者として疑われている頼盛が探偵役でありながらも常に疑われる立場で清盛の3人の息子に監視されながら解決せざるを得ない状況に持ち込まれるというものになります。
歴史上の人物が当時の状況の中で探偵役をするというのが珍しいものですし、当時の状況の中での密室と思われるような設定が出てくるというのもあり、山程ある本格ミステリーとしてならばありがちになってしまいそうなものであっても、時代や状況が特殊過ぎるものになっているのですごく新鮮に感じるものになっていたりします。
これがシリーズとして長々と続けていけるようなものとは思えないですが、こういうタイプの歴史ミステリーはできればあまり歴史小説で使われていないような人物で書いていって欲しいなぁと思いますね。