今日の読書 恋七夜/安部龍太郎
北野大茶会、秀吉の天下を示すものとして十日予定されていたものが一日で中止されたが、その原因となる陰謀に関わる事になってしまう芸妓と結師、戦国時代を舞台としながら歴史に名を残すような存在ではない人々を軸にした歴史小説、時代小説になります。
安部龍太郎作品は戦国時代はグローバルな時代だったという事で南蛮貿易に関わるキリスト教徒であるとか、国内での争いだけではないというのを意識的に関わらせているのが特徴でもありますが、秀吉によるキリスト教禁止令が大きな影響を与えているというのが今作品のきもになっているなというのと、タイトルにあるように物語の大半は時代に翻弄されている男女の恋物語だったりするので、戦国ものとしては変化級作品だなと。
安部龍太郎作品は戦国時代はグローバルな時代だったという事で南蛮貿易に関わるキリスト教徒であるとか、国内での争いだけではないというのを意識的に関わらせているのが特徴でもありますが、秀吉によるキリスト教禁止令が大きな影響を与えているというのが今作品のきもになっているなというのと、タイトルにあるように物語の大半は時代に翻弄されている男女の恋物語だったりするので、戦国ものとしては変化級作品だなと。