今日の読書 作家刑事 毒島の嘲笑/中山七里
人気ミステリ作家でありながら警視庁の刑事という毒島を主人公にしたシリーズ3作目になります。
保守系の刊行物が有名な出版社が放火され、左翼系集団の犯行とみた公安一課の淡海が捜査をしている所、毒島と行動を共にすることとなり事件を解決を目指すというもの。
連作短編型長編という形で、章立てで1つの事件を扱っていくもので、それらの事件の裏には左翼集団の犯行声明が絡んでいるという事で。
いわゆる現実のリベラルという表看板を掲げたパヨクと揶揄されるような、自分が掲げた正義は絶対正しいという事を前提にした、薄っぺらい正義感を持つものが事件まで引き起こしてしまうというようなものの集合体、それを毒島が論理的に追い詰めていくというものですね。
掲げた理想と行動が伴っていない、正義感を振るっているように見えて単純に自らの陣営に有利になるように政治利用するだけというようなプロ市民達がワラワラと出てきて説得力がありまくるなぁと思わずにはいられないですね。
正義を振りかざそうとすればする程滑稽になってしまうという、ブラックジョークな作品ですが、どんでん返しの帝王である中山七里作品は最後まで気を抜かずに読まないといけないなというのはお決まりになっていますね。
保守系の刊行物が有名な出版社が放火され、左翼系集団の犯行とみた公安一課の淡海が捜査をしている所、毒島と行動を共にすることとなり事件を解決を目指すというもの。
連作短編型長編という形で、章立てで1つの事件を扱っていくもので、それらの事件の裏には左翼集団の犯行声明が絡んでいるという事で。
いわゆる現実のリベラルという表看板を掲げたパヨクと揶揄されるような、自分が掲げた正義は絶対正しいという事を前提にした、薄っぺらい正義感を持つものが事件まで引き起こしてしまうというようなものの集合体、それを毒島が論理的に追い詰めていくというものですね。
掲げた理想と行動が伴っていない、正義感を振るっているように見えて単純に自らの陣営に有利になるように政治利用するだけというようなプロ市民達がワラワラと出てきて説得力がありまくるなぁと思わずにはいられないですね。
正義を振りかざそうとすればする程滑稽になってしまうという、ブラックジョークな作品ですが、どんでん返しの帝王である中山七里作品は最後まで気を抜かずに読まないといけないなというのはお決まりになっていますね。