今日の読書 ロシア点描/小泉悠
副題として『まちかどからみるプーチン帝国の素顔』というものになっています。
筆者は軍事専門家で奥さんがロシア人でロシアでの生活も経験しているので、外側から見るロシアだけではなく、生活しているからこそ分かるロシア人の文化、生活、性格などなどの傾向を分かっているというのを踏まえ、現状ロシアはウクライナ侵攻で、言い訳の利かない悪な立場となっている中、どうしてそうなったというのも分析するという事になっています。
ロシアという国家については、現状どうしようもないものになっていますが、国民が全部極悪人かというと当然違うわけで、しかし我々と同じような価値観を持っているかというとそれもまた違う、文化や国民性は違って当たり前、それを受け入れたり好意を持つかどうかは個人の判断として、違うと言うことを知ることは面白いもので、大半はそういった違いについての分析になっています。
そして最後の方にプーチンがどういう価値観で国家運営をしていて国際社会をどのように見ていて、なんで無謀な事をやっているのか、被害者意識を前面に押し出した無理筋を続けるのかというもの。
ロシアは大国であるというのと、西側の価値観に対抗心があるのと、陰謀論的な思考になっているのとまぜこぜになっているわけで、個人的にはプーチンに関するものは目にし続けてきたので理解しやすいかなぁというのはありますね。
話し合えば分かり合える、戦争も簡単に終結できるなんていうのが幻想である事は一定以上の教養があれば分かる事だとは思いますが、ロシアと分かり合えないのはどういう所かというのを理解する一助になる本だとは思いますね。
第1章 ロシアに暮らす人々編
第2章 ロシア人の住まい編
第3章 魅惑の地下空間編
第4章 食生活編
第5章 「大国」ロシアと国際関係編
第6章 権力編
筆者は軍事専門家で奥さんがロシア人でロシアでの生活も経験しているので、外側から見るロシアだけではなく、生活しているからこそ分かるロシア人の文化、生活、性格などなどの傾向を分かっているというのを踏まえ、現状ロシアはウクライナ侵攻で、言い訳の利かない悪な立場となっている中、どうしてそうなったというのも分析するという事になっています。
ロシアという国家については、現状どうしようもないものになっていますが、国民が全部極悪人かというと当然違うわけで、しかし我々と同じような価値観を持っているかというとそれもまた違う、文化や国民性は違って当たり前、それを受け入れたり好意を持つかどうかは個人の判断として、違うと言うことを知ることは面白いもので、大半はそういった違いについての分析になっています。
そして最後の方にプーチンがどういう価値観で国家運営をしていて国際社会をどのように見ていて、なんで無謀な事をやっているのか、被害者意識を前面に押し出した無理筋を続けるのかというもの。
ロシアは大国であるというのと、西側の価値観に対抗心があるのと、陰謀論的な思考になっているのとまぜこぜになっているわけで、個人的にはプーチンに関するものは目にし続けてきたので理解しやすいかなぁというのはありますね。
話し合えば分かり合える、戦争も簡単に終結できるなんていうのが幻想である事は一定以上の教養があれば分かる事だとは思いますが、ロシアと分かり合えないのはどういう所かというのを理解する一助になる本だとは思いますね。
第1章 ロシアに暮らす人々編
第2章 ロシア人の住まい編
第3章 魅惑の地下空間編
第4章 食生活編
第5章 「大国」ロシアと国際関係編
第6章 権力編