今日の読書 落語刑事サダキチ/愛川晶
愛川晶による落語ミステリーの作品群の中に新たに平林定吉刑事を主人公としたシリーズが開始。
神楽坂倶楽部シリーズで元刑事として登場している平林が現役刑事だった頃の話という事で、舞台は昭和50年代前半、当時の時事ネタが細かいところで入って来ていたり、一連の作品に関連する登場人物が頻繁に出てきたりという事でスピンオフ作品感が非常に強いものになっていますが、警察視点というので異色なものになっていますし、落語家が探偵役という流れになるものもあれば、ヒントだけ得て刑事としての役割を全うできていたりと、それぞれの得意分野を持ち寄った結果事件も解決できるというような流れになっているのは、古典的な名探偵ものとは別物になっていて今時だよねって思いますね。
愛川晶の落語、寄席を舞台とした一連の作品群はミステリーとしてだけではなく、寄席関係のものを楽しむ事ができるので、書き手としては難しい制約のあるものですがシリーズとして続けて欲しいですね。
神楽坂倶楽部シリーズで元刑事として登場している平林が現役刑事だった頃の話という事で、舞台は昭和50年代前半、当時の時事ネタが細かいところで入って来ていたり、一連の作品に関連する登場人物が頻繁に出てきたりという事でスピンオフ作品感が非常に強いものになっていますが、警察視点というので異色なものになっていますし、落語家が探偵役という流れになるものもあれば、ヒントだけ得て刑事としての役割を全うできていたりと、それぞれの得意分野を持ち寄った結果事件も解決できるというような流れになっているのは、古典的な名探偵ものとは別物になっていて今時だよねって思いますね。
愛川晶の落語、寄席を舞台とした一連の作品群はミステリーとしてだけではなく、寄席関係のものを楽しむ事ができるので、書き手としては難しい制約のあるものですがシリーズとして続けて欲しいですね。