今日の読書 日本はこうしてつくられた3 徳川家康戦国争乱と王道政治/安部龍太郎
雑誌連載の取材紀行を加筆修正してまとめたものの第3弾、コロナ禍で取材が近場しか出来なくなった時期をきっかけに近場であり、なおかつ筆者が『家康』の取材も兼ねられるという事で、徳川家康を軸に据えて戦国時代関連の所に出かけましょうという事でまとめています。
安部龍太郎は戦国時代はグローバル化の時代に巻き込まれた事をもっと主軸に据えて考察すべしという視点であることを、色々な所で書いていますが、家康という事でまとめずに、キリスト教徒関係にゆかりのある地も出向いて、当時のキリスト教徒が日本に来た狙い、日本でやった事、それによって弾圧対象になったところまで含めて、さらに小説の執筆活動にも繋がるかもというような見方をしています。
歴史書を見るだけでは無く現地で取材をするからこそ見えてくるもの、学者視点では無く学説やら何やら踏まえてどう考えるか等々楽しめるものになっていますね。
歴史小説は史実を一定以上踏まえないことには始まらないわけですが、取材をして小説に生かすだけではなく取材紀行として発表出来る立場にあると一石二鳥感がありますな。
第1章 徳川家康 戦国を終焉させた天下人の仕事編(江戸前島)
第2章 家康が築いた全長5㎞、江戸大運河編(江戸)
第3章 大陸と京都を築いた越前と家康飛躍編(敦賀半島編)
第4章 キリシタン大名誕生と植民地化の危機編(西彼杵半島)
第5章 戦国終焉・島原の乱。家康がもたらした平和(島原半島)
安部龍太郎は戦国時代はグローバル化の時代に巻き込まれた事をもっと主軸に据えて考察すべしという視点であることを、色々な所で書いていますが、家康という事でまとめずに、キリスト教徒関係にゆかりのある地も出向いて、当時のキリスト教徒が日本に来た狙い、日本でやった事、それによって弾圧対象になったところまで含めて、さらに小説の執筆活動にも繋がるかもというような見方をしています。
歴史書を見るだけでは無く現地で取材をするからこそ見えてくるもの、学者視点では無く学説やら何やら踏まえてどう考えるか等々楽しめるものになっていますね。
歴史小説は史実を一定以上踏まえないことには始まらないわけですが、取材をして小説に生かすだけではなく取材紀行として発表出来る立場にあると一石二鳥感がありますな。
第1章 徳川家康 戦国を終焉させた天下人の仕事編(江戸前島)
第2章 家康が築いた全長5㎞、江戸大運河編(江戸)
第3章 大陸と京都を築いた越前と家康飛躍編(敦賀半島編)
第4章 キリシタン大名誕生と植民地化の危機編(西彼杵半島)
第5章 戦国終焉・島原の乱。家康がもたらした平和(島原半島)